TOKACHI 24Hours Race 2008

リッチーの密着レポート 第15回十勝24時間レース

十勝スピードウェイ 7/20-21

新人スタッフリッチー

十勝24時間耐久レースに、チーム牧口エンジニアリング FINA ADVAN M3のドライバーとしてゴッツが参戦! チームメイトは小林且雄選手、村田信博選手、井上貴志選手。見事優勝を飾りましたが、その裏側では様々なドラマがありました…。長かったような、短かったような24時間。その密着レポートをモンキー新人スタッフのリッチーがお届けします!!

ピットウォーク

はじめまして☆モンキー新人スタッフのリッチーです。今年の春に大学を卒業、その後モンキーの門を叩き…無事に正社員となりました。 よろしくお願いします!

レースを観るのは、この十勝24時間レースが初めて!クルマは大好きですが、レースを観に行ったことありませんでした。テレビでは観たことあるけれど、生のサーキット、ピットを見るのは初めて。自分がピット内にいることが不思議な感じでした。ピットウォークは、ドライバーのみなさんがまるでスターのように見えました!

レーシングスーツ姿がバッチリ、キマってます。生レースクイーンさんも初めて。やっぱり綺麗だなぁ…見とれちゃいました(笑)

監督の牧口さんも、ドライバーのみなさんも、メカニックさんも、意気込み充分! 井上選手が天高くかかげた“イチ”の指が、優勝を予見しているようです! \(◎o◎)/

十勝24時間レースがいよいよスタート!!

7月20日15時、いよいよ十勝24時間レースがスタート! 翌日の15時までM3は十勝スピードウェイを走りつづけます! クルマって24時間も走り続けられるのかな…? 私も24時間、密着できるのかな…不安と期待でいっぱいです。スタートドライバーは井上選手。順調な滑り出しです。クラス4位から3位へと順位はあがり、次のドライバーはゴッツ! 出番が近付くにつれて表情に緊張感が出てきています。私まで緊張してきちゃいました!(@_@;)

ゴッツ1回目の走行

スタートドライバーの井上選手から3位でバトンを受け、元気よくスタートしたゴッツ。けれども、なんだか雲行きが怪しい…と思っていたら雨がポツポツと降ってきました。タイヤはドライ。少しずつ変わる路面状況に苦戦している様子。さらに追い打ちをかけるかのように、ピットでのタイヤ交換時違反によりペナルティストップ60秒が課せられてしまいました…。なんとか約2時間走りきり、無事にピットへ帰還。次はエースドライバーの且雄選手の出番です! 次のゴッツの出番は深夜になりそうです。

十勝24時間レース 番外編! ウラ現場その1

ゴッツの次の出番まで、十勝24時間レースのウラ現場をご紹介しちゃいます。

ピット内は初めて見るものばかり。タイヤ交換のときにクルマが魔法みたいに宙に浮くのはナゼ!? この工具は何の為に使うんだ!? フロントのホイールにタイヤのダストが多いのはナゼ!? などなど頭の中はハテナマークだらけ。気になること、知りたいことはメカニックさんやドライバーさんに質問攻め。忙しいのにも関わらず色々と丁寧に教えてくれて、勉強になりました!

広いサーキットをウロウロしていたらお腹が空いてきちゃいました。24時間レースの間に、会場内の屋台、豪華なケータリング、手作りカレー、地元名物ぶた丼などなど美味しいものをいっぱい食べました(食べ過ぎ?)。さらには、なんと牛の丸焼きが売っていました! さすが北海道! スケールが違います。

ゴッツ2回目の走行

且雄選手→村田選手→井上選手と引き継がれ、安定した走りを見せるFINA ADVAN M3は現在3位。時刻は深夜2時過ぎ。2回目のゴッツの走行が始まります。しかし、またしても雨…(涙)。雨のせいでなかなかタイムが安定せず、じれったそうです(×_×)しかし、後半になってくると雨にも慣れたようで(?)だんだんとペースアップ! そして無事に、ノントラブルで村田選手へと引き継ぎました。

十勝24時間レース 番外編! ウラ現場その2

普通のレースでは体験できない深夜のサーキットは、不思議な魅力でいっぱいでした。暗闇の中を駆け抜けてゆく、レースカー。アクセル、エンジン音が止むことなく響いています。ピット内はというと、そろそろ疲労が溜まってみんなグッタリ?と思いきや、談笑したり、メカニックの通称和尚さんが村田選手にチューしようとしたり…(笑)なごやかムードです(*^_^*)

他のチームのピットはどうでしょう。ちょっと偵察へ…あっ! 初見さんを発見! (・0・) いつもシビックレースでお世話になっている初見さんですが、十勝24時間レースでは、総合優勝チーム、PETRONASのメカニックとして頑張っていました。

朝を迎えて…終盤戦

深夜のスティントを終えて朝を迎える頃…なんと、なんとFINA ADVAN M3が、シビックでの永遠のライバル前嶋さんのチーム、エクセディH.I.S.イングスZをおさえ、クラストップに立ちました!! さすが且雄選手&村田選手! 2位のエクセディH.I.S.イングスZとの差は約1分。このままノントラブルで行けば優勝できる! どうか何事もないように…と、みなさん真剣な顔でモニターを見つめていました。

私はというと、ピットウォールでタイム計測&サインボードを初体験! こんなに間近でレースを観られるなんて! 鳥肌が立っちゃいました! お腹に響くエンジン音、目の前を駆け抜けていくクルマのスピードの速さ、全てに感動です。タイム計測は、最初混乱しちゃいましたが、最後には、ずっとやっていたい…って思ったほど楽しかったです(*^^)v

十勝24時間レース…ついにGOAL!!

いよいよチェッカー間近。ここまでくれば、優勝間違いなし!!

みんなでピットを飛び出し、村田選手の帰還をお出迎え! チェッカーフラッグが振られ、ついにフィニッシュ!!!! FINA ADVAN M3、クラス優勝です!

初めてのレース体験で、優勝の喜びをみんなと一緒に味わえるなんて、人生の宝です(;O;) 涙を流すスタッフや、笑顔で抱き合うメカニックさんたち。みんながみんな24時間以上寝ずに頑張っていたのを間近で見ていたから、本当に本当に嬉しい!

表彰式でのシャンパンファイトは大盛り上がり! 大の大人が子供のようにヤンチャしてました。私も、男に生まれてたらレースに出たかったなぁ…。

優勝のあとは…

レース終了後も興奮冷めやらず!まっすぐホテルに帰って寝るなんてことはしません。みんな24時間フル稼働にも関わらず元気に祝賀会です。優勝のあとのお酒だけあって、みんな美味しそうに飲んでました(^^) 私も、1杯目のビールの美味しさが今でも忘れられません(笑)みなさん本当にお疲れ様でした~!!

私はこの24時間で、レースの魅力のトリコになっちゃいました! 今後もゴッツの応援&お手伝い、頑張ります☆目指せレースマニアヽ(^0^)ノ

PHOTO COLLECTION

PHOTO:吉見幸夫、M.A.R.T. / TEXT:リッチー