JOY 耐 2022

M.A.R.T.としてJOY耐総合優勝を目指すゴッツとチャボの第3章。

マシンはNo.5 POTENZA WAKO’S MART MR2、タイヤはPOTENZA RE-71RSとこれまでと同じ体制で挑んだJOY耐2022。

予選では、ゴッツが2’17.611、チャボが2’18.054というタイムで総合10位、目標の上位グリッド確保を果たした。

迎えた決勝日、昨年は序盤のSC導入による給油渋滞でタイムを大きくロスしましたが、今年は大きな混乱もなく、淡々と各車が周回を重ねる展開となりました。

スタートドライバーのゴッツからチャボへと最初のドライバーチェンンジが行われたタイミングでトップに顔を出したMR2。その後もピットイン時にはトップに躍り出る展開が続いていたのですが、終盤になるにつれてライバルたちがボードの上位に顔を出し始めました。

ジリジリとした展開が続くなか、MR2は予定通りに周回を重ねて行きますが、最後のドライバー交代を終えたタイミングで、燃費走行を続けてきたライバルチームversusの6号車FITが1分前を先行、さらに後ろからはS耐の2クラスで共に鎬を蹴づっているミスター2クラス・大橋さんが率いるロードスターが迫っていましたが、チャボがなんとか走り切り総合2位でフィニッシュ。

昨年からドライバーもマシンも進化させて挑んだ今年のJOY耐でしたが、ライバルたちの更なる進化にあと一歩及ばず、JOY耐総合優勝の難しさを今年も思い知らさる結果となりました。

MCJP 2022 Rd.1 SUGO

4/16〜17 スポーツランドSUGO

今シーズンからミニチャレンジのCPSクラスにチームM.A.R.T.として参戦することになりました。
ドライバーはチームのメンバーが交代で勤める予定です。
開幕戦のドライバーは、昨シーズン最終戦でJCWクラスにスポット参戦した面野さん(面野一選手)!
メカニックには初見さん、サポートにジョーくんというメンバーで初戦に挑みます。

練習走行がウェットコンディションだったこともあり、ドライで行われた予選ではラインを探りながらの走行となった面野さんは1’47.044のタイムでクラス4位を獲得。

迎えた翌日の決勝(第1戦)では、クラス4番手スタートからポジションを1つ挙げ3位でフィニッシュ。
この結果、リバースグリッドとなる第2戦では、クラスポールからスタートすることになりました。

第2戦では、スタートで後続の車両に抜かされると、オープニングラップでSCが導入されるという波乱の中でさらに2台のマシンに交わされ、クラス4位にまで後退。しかし、SC中の追い越しのため前の2台に30秒のペナルティが加算されていたため、実質クラス2位で周回を重ねフィニッシュ。
予選クラス4番手のポジションから、第1戦では3位表彰台、第2戦では2位表彰台獲得と、上り調子で開幕戦を終えることができました。
次戦(第3戦、第4戦)は、5/15(日)に富士スピードウェイで開催されます。
ドライバーは面野さん、M.A.R.T.メンバーの活躍にご期待ください。

photo:M.A.R.T.

十勝スピードウェイ クラブマンカップ第4戦 TOKACHI3時間耐久

十勝スピードウェイ(9/26)

北海道十勝スピードウェイでのクラブマンカップ第4戦はスペシャルな3時間耐久レース。
今回、ゴッツは#555松橋選手とタッグを組み参戦することになりました。
M.A.R.T.期待の若手ドライバー・ジョー君が、昨年までゴッツとタッグを組んでいた坂野選手とペアということで、「絶対にジョーには負けられない」と本気モード全開のゴッツ。予選では1’33.347のタイムを記録し、ジョー君に0.8秒の差をつけると、決勝でもしっかりと6位入賞を果たしM.A.R.T.新旧ドライバー対決を制しました。
坂野選手とペアを組み、面野さんのマシンで今大会に参戦したジョー君。応援してくれる周囲の期待にしっかりと応えたいところでしたが、気負いがあったのかレース終盤にまさかのスピン・・・、決勝レースは9位で終えました。レース後、ゴッツからみっちりとお説教を食らったジョー君。ゴッツの説教の長さは、ジョー君への期待の現れですね。今後の成長に期待です。

JOY 耐 2021

M.A.R.T.としてJOY耐総合優勝を目指すゴッツとチャボの第二章。
マシンは、前回と同じトヨタ MR2(AW11)「POTENZA WAKO’S MART MR2」。初挑戦はマシントラブルによりリタイアとほろ苦い結果に終わっただけに、2年ぶりとなる今回のJOY耐に並々ならぬ闘志を見せていたふたり。さらに戦闘力を高めるために、タイヤをPOTENZA RE-71RSに変更し、必勝体制で挑んだ。

予選では、総合4’37.406というタイムで6番グリッドを確保。目標の上位グリッドを獲得するもミッションに多少の不具合が発生し、決勝ではミッションを労りながらの走行を余儀なくされました。

迎えた決勝では、ファーストドライバーのゴッツが順調にスティントを重ね、30周を迎えたタイミングでピットへ。代わったチャボも順調に周回を重ねるも、4周目を過ぎた頃にセーフティーカー導入のアナウンスが、しかもチャボがホームストレートを過ぎたタイミングと重なってしまう。結局、20台以上の列ができたガソリンスタンドの渋滞にハマってしまい、ここで大きくタイムをロスしてしまう。

さらに、ピットに戻ったばかりのゴッツが燃料がたっぷりと入ったマシンで再度コースに送り出されることに!さすがにどこかでギブアップするのではないかと思われたこの過酷なミッションを、ゴッツは無事にこなし、再びMR2はトップへ。

その後もふたりで順調にスティントをこなすも、終盤には燃料がギリギリの状態となりスロー走行で順位を落とし、総合5位、クラストップでレースを終えました。給油渋滞のロスがたたった今回のレース、JOY耐総合優勝の難しさを改めて思い知らさる結果となりました。

十勝スピードウェイ クラブマンカップ第1戦

十勝スピードウェイ(5/16)

ジョー君のVitaデビュー戦となった、北海道十勝スピードウェイでのクラブマンカップ第1戦。ゴッツは、87号車M.A.R.T.・STEP・VITAで、ジョー君は95号車HirooB☆MART☆STEP VITAでの参戦。M.A.R.T.の新旧ドライバーが戦う記念すべき一戦となりました。

予選では、中々タイムを伸ばせなかったゴッツが11位に沈むも、ジョー君がデビュー戦で6位という高位置につけます。

迎えた12周の決勝では、ジョー君がスタートで順位を落とすと、緊張からかミスを連発、2度目のスピンでグラベルにハマり万事休す、チェッカーを受けることもできず、11周消化で13位という悔しい結果に終わりました。一方のゴッツは、ポジションを1つ上げて10位でフィニッシュ。新旧ドライバー対決は、ベテランゴッツに軍配が上がりました。勝ったゴッツは、内心ホッとすると同時に、M.A.R.T.期待の若手ドライバーであるジョー君の今後の成長のために、しっかりとアドバイスを送っていました。

VITAデビュー戦は、ほろ苦い結果となりましたが、きっとこれからのM.A.R.T.を引っ張っていってくれるはずですので、これからのジョー君の活躍にぜひ期待してください。

以下は、悔しい結果に終わったジョー君のレポートです。

星野丈レポート

予選

参戦するまで何度か練習をさせていただいて、今の実力では、誰かの後方を追って走行する方が良いタイムを出すことができると判断し、スリップストリームを使いながら走行する作戦をとることにしました。
予選は15分と、普段参戦しているカートでのレースよりも10分も長かったので、タイヤを温める時間もあり、さらに長い時間アタックできると自分の中で思っていました。しかし、いざ予選が始まると、コースがカートよりも長く、一周を走り切るのに1分以上かかるため、感覚的には5分くらいに感じられました。
新品タイヤは使わせてもらったので、コーナーの速度やグリップも上がり、フィーリングはすごく良い状態でした。作戦通り、スリップストリームを使いながら、タイムを更新していきました。
予選の前半は、12台中の5番手でした。後半では、セクター1自己ベストを更新したのですが、セクター2でスピンをしてしまいタイムを伸ばせませんでした。
結果は、最後に1台に抜かれてしまい、6番手となりました。

決勝

決勝は12周で行われました。
スタートで5秒前の表示が出た際に、緊張し過ぎて一速に入れるのを忘れてしまい、赤ランプがついたタイミングで一速に入れました。スタートが遅れてしまい、さらに焦りからシフトミスしてしまい、失速してしまいました。
すぐ後ろを走る車両に抜かれないよう気を取られているうちに、両サイドからさらに後方にいた2台の車両に抜かれてしまい、8番手までポジションを下げてしまいました。
その後は、落ち着かないドライビングでグラベルに何度もはみ出して土煙をあげてしまい、3周目の2コーナーでインから交わされ、9番手へ、6周目ではホームストレートで後方の車両を意識し過ぎた結果、ブレーキングが遅れ、オーバースピードでスピン、一気に最後尾にまで落ちてしまいました。なんとかグラベルからコースに復帰しましたが、一つポジションを上げるのに3周かかり、できるだけポジションを上げたかった僕は、最終ラップの1コーナーで止まりきれずに、2度目のスピンをしてしまい、さらにグラベルから復帰することができず、チェッカーを受けることもできませんでした。

反省点

落ち着きを持てず緊張し過ぎていたこと、前ではなく後方ばかり気にしていたこと、この2つは僕のメンタルの弱さだと感じました。
メンタルを鍛えることは簡単ではありませんが、これからレースを続ける上で大切だと思っています。シュミレーターを使った練習など、できる限りのことをやって自分のドライビングに自信を持てるようになりたいと思います。

JOY 耐 2019

M.A.R.T.としてのJOY耐初挑戦に選んだマシンは、トヨタ MR2(AW11)「POTENZA WAKO’S MART MR2」。ドライバーはゴッツとチャボのふたり。ゴッツとチャボはともに50歳、ふたりが出会ってから、つまりM.A.R.T.が発足してから20年となる記念レースです。ゴッツは初代師匠のチャボと参戦することを、とにかく楽しみにしていたみたいで事前準備の段階から気合入りまくりでした。

予選は、梅雨の洗礼を受けた豪雨で、Aドライバーのゴッツの出走時は、コースのあちらこちらに川ができて、ハイドロとの戦いだったそう。少しコースを飛び出したりはしたものの、装着するPOTENZA RE-11Sの食いつきは想像以上で、雨に不利なミドシップかつひどい走行条件の割には満足いく走りができたとのこと。続くBドライバーのチャボによるスーパーアタックで、クラスポールポジション(総合7位)を獲得しました! この日の晩に行われた、車載映像を見ながらの作戦会議では、ゴッツはお酒のピッチが早かったとチャボの談。テンションがあがっていたのでしょうか(笑)。

翌日の決勝は晴れ、路面はドライ。この日のために作られたM.A.R.T.×Joy耐 Tシャツを着用して、応援団も気合い満タンです! ちなみに、このTシャツをデザインしたのは、モンキースタッフのミカちゃんです。おしゃれでしょ?

スタートに向けて、総合7番手のグリッドに並ぶ「POTENZA WAKO’S MART MR2」と出走準備をするゴッツ、それを手伝うチャボはなかなか絵になっていましたよ。ついにブルーシグナルでローリングスタート! 混戦する前の車両を避け、7時間耐久を見越した見事な走り出しです。さらに、一時はトップとなる順調な走りを見せてくれました。

約1時間15分でBドライバーにチェンジし、チャボも快走します。ただ見ているだけでも汗をかくような気温に、クールスーツを着用しているとはいえ、ドライバーたちの体力には驚くばかりでした。さらに1時間ほど経ち、間もなくドライバー交代……というところで、なんとコース上にストップしてしまったんです。

ピットはざわつきチャボの体調を案じましたが、ミッショントラブルが発生したことが分かりました。マシンはなんとかピットに戻ったものの、直せる状態ではなかったようで、残念ながらリタイアとなりました。

ふたりあわせて100歳の、記念すべきチャレンジは、悔しい結果になりましたがきっとこのまま終わるふたりではないはず。次回に期待しましょう!

でもふたりとも相当落ち込んでいるようなので、見かけた方はぜひなぐさめてあげてくださいね。(レポート:よっしー)

photo:石原カメラマン