IMSP SPEED GAMES 2020 第6戦 355チャレンジクラス

#61 村松隆示

タイムトライアル3位
予選1位
決勝1位

練習走行 10分

路面の状態は、ドライでした。
今回の練習走行は前回の反省点であったタイヤの暖め方、後半の走り方を意識して走行しました。前半の5分はタイヤをロックさせないような走り方でゆっくり時間をかけてタイヤを暖め、後半はしっかりと車の状態と自分の運転感覚をならしながら走り切りました。
今回も後半は、遅い車に追いついてしまいましたが無理に抜かそうとはせずに、車と体をならしながら走り切ることができたのはよかったと思っています。

タイムトライアル 5分

前回の反省点であった、前の車に追いついて思うような走りができなかったということもあったので、始まってからすぐにコースへ走り出しました、ピットが前の方だったということもあり、5分間単独で走り切ることができました。ピットからスリップに入った方がいいのではないかという指示もありましたが、タイムも徐々に縮まってきていて、単独でも大丈夫だと判断し、そのまま単独走行を行いました。

反省点

今回のタイムトライアルは、早い段階でタイムを出すことができるセッティングを作ることができたものの、35.5秒を切ってしまうんじゃないかという不安でうまく走ることができませんでした。もう少し35.5秒の感覚を身につけることによって、不安ではなく自信を持って走れるようになると思いました。

予選 12周

スタート時に意識したことは、隊列が整ってからでもタイヤを暖め続けるということです。せっかく暖めたタイヤを隊列の時に冷やしてしまっては意味がないと思い暖めていました。最初のスタートではうまくいき、順位を1つ上げることができたのですが、後方での多重接触により赤旗になってしまい、やり直しになりました。次のスタートでは、先ほどのようにうまく入ることはできませんでしたが、3番手は守り抜きました。
レースでは、とにかく前に食らい付いていくことを意識しました。しかし、小さなミスが重なり、前の2台に離されてしまい途中で追いつくのを諦め、後ろに抜かれないことを意識して走っていました。
その結果自分のポジションを守り抜くことができ、さらに前の2台が35.5秒を切ってしまい失格となったため、予選を1位で終えることができました。

反省点

スタートしてからの2、3周は車の状態がわからないという不安から全力で走ることが出来ずに前に置いていかれてしまいました。今後は、スタートからの2、3周でも全力で走れるようにカートに慣れていかなくてはダメだなと思いしました。

決勝 15周

初めてのポールポジションでしたが、スタートの練習を何度もしていたのであまり緊張せずにスタートすることができました。
レース中は、直線は緩めず中で緩めるイメージを持って走ることを意識していました。自分が抜かれるとしたら2コーナーでミスをした時に3コーナーで入られると思っていたので、2コーナーをミスしてしまったときは直線で少し内側に入りブロックすることを意識していました。一度は入られかけましたが、立ち上がりでは自分の方が速かったため大丈夫でした。
そのまま一度もトップを譲ることなく完走し優勝することができました!

反省点

全体的にビビってしまい、各コーナーのブレーキはダラダラで、立ち上がりはゆっくりということが多くなっていました。もっとカートに乗り、自分に自信をつけるしかないかなと思っています。そして空気圧をもう少し高くしておくべきだったかもしれません。中を遅くするとは言ったものの2ヘアで遅くなってしまうとカートが滑ってしまい、うまくコントロール出来ないのでどうしても慎重になってしまうことが多かったことも原因の1つだと思っています。しかし、空気圧の選択肢が増えたという点ではよかったです。

まとめ

まずはじめに、ここまでサポートしていただきありがとうございました。
2度目のレースで優勝するという貴重な体験をさせていただいありがとうございました!

前回のレースの後、次は絶対に勝ってやると思い、ここ1ヶ月くらいは全力で準備を進めてきました。レース後に「準備不足」で負けましたとは言えないよう努力をしてきました。しかし、今まで何においても実力で優勝したことがない私はどのような準備をすれば良いのか正直わかりませんでした。優勝するまではこれで良かったのかと自問自答し、とても不安でしたが、優勝して初めて自分の準備は正しかったと実感しました。そして、準備をすれば勝てるということも今回のレースで学ばさせていただきました。本当にありがとうございました。

カートのセッティングに関しては、少しは理論的に考え反映することができるようになったかなと思っています。