ニュルブルクリンク24時間レース 2012

s.i.g. motorsports:ニュルブルクリンク24時間レース

2012年のニュル24時間は悲喜交々…

ニュルブルクリンク 5/17-20

ゴッツの壮絶なクラッシュで、連続完走記録が5で途絶えてしまった今年のニュルブルクリンク24時間レース。
40回目の開催となる記念の年、さらに参加チームは昨年に引き続き「s.i.g. motorsports」と言うこともあり、完走+αの結果が期待されたのですが、残念ながらクラッシュ・リタイアに終わりました。ゴッツはグリーンヘルの異名を持つ北コースの恐ろしさを身をもって味わう結果となりました。
レース結果やクラッシュの詳細は、「NEW MINI STYLE MAGAZINE VOL.34」やゴッツのみんカラブログに紹介されていますので、ここではあまりふれませんが、カメラマンとしてゴッツに同行した僕・よーぞーが、「やっぱりレースって良いなぁー」と感じたことをレポートします。

ゲストからチームの一員に

2年連続同一チームでの参戦ということもあり、ドライバー・メカニックともにほぼ顔なじみ。昨年は、ゲストとして参加していた感がありましたが、今年は完全なチームメイトとして迎えてもらい、最高の雰囲気でレースウィークを迎えました。

146号車のドライバー記念写真。今年はダーク・ステファンとの3人で戦いました。
146号車のドライバー記念写真。今年はダーク・ステファンとの3人で戦いました。

チームとの連携も向上

昨年はゲスト感が強く、若干恐縮していたゴッツですが、チーフメカニック・ユーンの明るくお茶目な正確も手伝って、今年はよりフレンドリーにチームと連携することができました。

s.i.g. motorsports;チーフメカニック・ユーン

トラブル続出も輝くチームの結束力

今年は、練習走行からマシンの破損などトラブルが続出、そんな時だからこそ輝きを増すのがチームの結束力!練習走行で145号車・ミニクーペがコースオフし破損した際に、スタッフの子ども達も一緒になって、懸命に修復作業をしていた場面などは特に印象的でした。

s.i.g. motorsports

ミニ好きの熱気を体感!

s.i.g. motorsports」は、共にMINI Trophyに参加している「Team Partl Motorsport」とパートナー関係を築いているとのこと。そんな訳でチームテントは周辺も含めMINIづくし!ちなみにニュルの公式記録では名無しチームとなっていますが、クラス2位入賞を果たしたチームが「Team Partl Motorsport」です。

Team Partl Motorsport

お世話になった方々へ

マシンは大破してしまいましたが、ゴッツ自身はぶじだった今回のクラッシュ。第一報が入った時点では、チームは大きく動揺。しかし、ニュル24時間レース参戦をサポートしていただいている三浦さんの活躍で、安否確認・病院での検査ともにスムーズに進行することができました。三浦さん、大変お世話になりました!
また、日本のメディア、レース関係者の方々にもお気遣いいただきました。
本当にありがとうございました。

今回の結果

予選:112st 10:10.832
決勝:リタイヤ 80Lap 17:13:10.963

PHOTO:小林 直樹 / M.A.R.T.

もてぎ1.5チャレンジカップ2012開幕戦

今シーズンより参戦することとなった「もてぎ1.5チャレンジカップ」。

もてぎ1.5チャレンジカップ開幕戦は
超大物ドライバー参戦のスペシャルレース

3/25 Twing Ring Motegi

今シーズンより「もてぎ1.5チャレンジカップ」に参戦することとなったゴッツ。クルマは「AUTOSPORT FIT RS」で、全5戦フル出場する予定だ。もちろんその模様はオートスポーツ誌上でレポートされるのでお楽しみに!
3/25に行われた開幕戦は、往年の超大物ドライバーが多数参戦するスペシャルレースとなった。その大物メンバーは(敬称略)中嶋悟、高橋国光、鈴木亜久里、土屋圭市、金石勝智で、さらにシビック東シリーズでおなじみのピストン西沢、CARトップ編集長の鈴木利治も加わり、計8台でのバトルとなった。
フィットでのレースははじめてのゴッツ。初参戦&大物ドライバーとの戦いということもあり、いつも以上に緊張しているようすだったが、アマチュアレーシングドライバーの意地を見せつけるべく、本気で予選に臨んだ。結果、2’35.083と好タイムをマークしたが、予選終了直前に土屋圭市が 2’34.993でトップタイムを叩き出す。しかしショートカット違反でペナルティを受けて4グリッド降格となった為、なんとゴッツが棚ボタ的に(?)ポールポジションを獲得した。
何年ぶりかのポールポジション獲得、しかもこんなすごいメンバーのなかで…ゴッツの緊張は最高潮に。
名誉あるポールポジションからスタートとした決勝。スタートは悪くなかったものの、1コーナーですぐ後ろの中嶋悟にパスされ、そのまま後退してしまう。それからも大物ドライバーたちのプレッシャーに耐えられなかったのか、結果5位でフィニッシュ。優勝は中嶋悟が、2位に5番手スタートだった土屋圭市、3位は金石勝智となった。

リッチー’sコメント

ポールトゥウィンとはいかず、残念だったけど、名だたる大物ドライバーと戦えるなんてめったにない! 貴重な経験ができただけでも、収穫だったかな?(^v^)第2戦は5/26に行われます。フィットだけではなく、ヴィッツやデミオも参戦してきたらもっと面白くなりそうですね!

Result

qualify1st 2’35.083
race5th 26’19.029
参加台数/決勝出走台数8/8
決勝天候/コース状況晴れ/ドライ

PHOTO:石原康 / M.A.R.T.

SEV耐 2011

08/12 筑波サーキット

B.A.R.T.&M.A.R.T.コラボチームが、ニューマシン=ロードスターで恒例のSEV耐2011に参戦しました。
ドライバーは、大堀さん、松岡さん、シュンペイさんにゴッツ。ホントはエースにチャボが乗る予定だったんだけど急きょ仕事でキャンセル。
メカニックにプロクルーズの井上さんと丸山さん。そして、アンナちゃん、のんちゃん、美香さんの女子応援団。もちろん私よーぞーもカメラマンとし て参加しました!
今年のSEV耐は、レース前日の夜から、すでに始まっていました。 ロードスターのオルタネーターに問題が発生してしまったのです。急遽コクピット21世田谷の小澤さんに交換用の部品を、ゴッツの頼れるメカニック=初見さんに交換作業をお願いすることに!深夜にもかかわらず守谷のホテルまで駆けつけて来てくれた2人の活躍でロードスターはみごと復活!念願のFRでの参戦が実現しました。初見さん、小澤さん!ありがとうございました。
車両はほぼノーマルの状態だったのですが、井上さんと丸山さんの改良作業で、立派なレース車両に変身。今年はペナルティを受けることも無く、無事に練習走行を終え、迎えたスタートもスムーズにこなし、順調にスティントを重ね、楽しくさわやかに完走 することができました。

photo:服部真也/M.A.R.T.

ニュルブルクリンク24時間レース 2011

s.i.g. motorsports:ニュルブルクリンク24時間レース

ゴッツ見事に完走を果たす!

ニュルブルクリンク 6/25-26

ゴッツがニュルブルクリンク24時間レースにミニクーパーSで挑戦しました。
ゴッツがお世話になったのは、「Play Success Fun」をモットーとするチーム「s.i.g. motorsports」。ニュルブルクリンクサーキット公式コーディネーターを務める三浦さんに協力していただき、今回の参戦は実現しました。
これまでニュル24時間に4回挑戦し、いずれも完走を果たしているゴッツ、完走記録を伸ばすために気合い十分で挑みました。
練習走行・予選ではアクシデントが重なり満足にコースを走ることができなかったゴッツですが、レースでは、重要なスタートドライバーの大役を任され、会心の走りで順位を上げ、チームを大いにもり立てました。そして見事完走。自身の完走記録を5に伸ばすことができました。

今回の結果

予選:136位(クラス20位)
決勝:126位(クラス14位)

PHOTO:石浦 秀彦 / M.A.R.T.

TOKACHI 24Hours Race 2008

FINA ADVAN M3:十勝24時間耐久レース2008

リッチーの密着レポート 第15回十勝24時間レース

十勝スピードウェイ 7/20-21

新人スタッフリッチー

十勝24時間耐久レースに、チーム牧口エンジニアリング FINA ADVAN M3のドライバーとしてゴッツが参戦! チームメイトは小林且雄選手、村田信博選手、井上貴志選手。見事優勝を飾りましたが、その裏側では様々なドラマがありました…。長かったような、短かったような24時間。その密着レポートをモンキー新人スタッフのリッチーがお届けします!!

ピットウォーク

はじめまして☆モンキー新人スタッフのリッチーです。今年の春に大学を卒業、その後モンキーの門を叩き…無事に正社員となりました。 よろしくお願いします!

レースを観るのは、この十勝24時間レースが初めて!クルマは大好きですが、レースを観に行ったことありませんでした。テレビでは観たことあるけれど、生のサーキット、ピットを見るのは初めて。自分がピット内にいることが不思議な感じでした。ピットウォークは、ドライバーのみなさんがまるでスターのように見えました!

レーシングスーツ姿がバッチリ、キマってます。生レースクイーンさんも初めて。やっぱり綺麗だなぁ…見とれちゃいました(笑)

監督の牧口さんも、ドライバーのみなさんも、メカニックさんも、意気込み充分! 井上選手が天高くかかげた“イチ”の指が、優勝を予見しているようです! \(◎o◎)/

十勝24時間レースがいよいよスタート!!

7月20日15時、いよいよ十勝24時間レースがスタート! 翌日の15時までM3は十勝スピードウェイを走りつづけます! クルマって24時間も走り続けられるのかな…? 私も24時間、密着できるのかな…不安と期待でいっぱいです。スタートドライバーは井上選手。順調な滑り出しです。クラス4位から3位へと順位はあがり、次のドライバーはゴッツ! 出番が近付くにつれて表情に緊張感が出てきています。私まで緊張してきちゃいました!(@_@;)

ゴッツ1回目の走行

スタートドライバーの井上選手から3位でバトンを受け、元気よくスタートしたゴッツ。けれども、なんだか雲行きが怪しい…と思っていたら雨がポツポツと降ってきました。タイヤはドライ。少しずつ変わる路面状況に苦戦している様子。さらに追い打ちをかけるかのように、ピットでのタイヤ交換時違反によりペナルティストップ60秒が課せられてしまいました…。なんとか約2時間走りきり、無事にピットへ帰還。次はエースドライバーの且雄選手の出番です! 次のゴッツの出番は深夜になりそうです。

十勝24時間レース 番外編! ウラ現場その1

ゴッツの次の出番まで、十勝24時間レースのウラ現場をご紹介しちゃいます。

ピット内は初めて見るものばかり。タイヤ交換のときにクルマが魔法みたいに宙に浮くのはナゼ!? この工具は何の為に使うんだ!? フロントのホイールにタイヤのダストが多いのはナゼ!? などなど頭の中はハテナマークだらけ。気になること、知りたいことはメカニックさんやドライバーさんに質問攻め。忙しいのにも関わらず色々と丁寧に教えてくれて、勉強になりました!

広いサーキットをウロウロしていたらお腹が空いてきちゃいました。24時間レースの間に、会場内の屋台、豪華なケータリング、手作りカレー、地元名物ぶた丼などなど美味しいものをいっぱい食べました(食べ過ぎ?)。さらには、なんと牛の丸焼きが売っていました! さすが北海道! スケールが違います。

ゴッツ2回目の走行

且雄選手→村田選手→井上選手と引き継がれ、安定した走りを見せるFINA ADVAN M3は現在3位。時刻は深夜2時過ぎ。2回目のゴッツの走行が始まります。しかし、またしても雨…(涙)。雨のせいでなかなかタイムが安定せず、じれったそうです(×_×)しかし、後半になってくると雨にも慣れたようで(?)だんだんとペースアップ! そして無事に、ノントラブルで村田選手へと引き継ぎました。

十勝24時間レース 番外編! ウラ現場その2

普通のレースでは体験できない深夜のサーキットは、不思議な魅力でいっぱいでした。暗闇の中を駆け抜けてゆく、レースカー。アクセル、エンジン音が止むことなく響いています。ピット内はというと、そろそろ疲労が溜まってみんなグッタリ?と思いきや、談笑したり、メカニックの通称和尚さんが村田選手にチューしようとしたり…(笑)なごやかムードです(*^_^*)

他のチームのピットはどうでしょう。ちょっと偵察へ…あっ! 初見さんを発見! (・0・) いつもシビックレースでお世話になっている初見さんですが、十勝24時間レースでは、総合優勝チーム、PETRONASのメカニックとして頑張っていました。

朝を迎えて…終盤戦

深夜のスティントを終えて朝を迎える頃…なんと、なんとFINA ADVAN M3が、シビックでの永遠のライバル前嶋さんのチーム、エクセディH.I.S.イングスZをおさえ、クラストップに立ちました!! さすが且雄選手&村田選手! 2位のエクセディH.I.S.イングスZとの差は約1分。このままノントラブルで行けば優勝できる! どうか何事もないように…と、みなさん真剣な顔でモニターを見つめていました。

私はというと、ピットウォールでタイム計測&サインボードを初体験! こんなに間近でレースを観られるなんて! 鳥肌が立っちゃいました! お腹に響くエンジン音、目の前を駆け抜けていくクルマのスピードの速さ、全てに感動です。タイム計測は、最初混乱しちゃいましたが、最後には、ずっとやっていたい…って思ったほど楽しかったです(*^^)v

十勝24時間レース…ついにGOAL!!

いよいよチェッカー間近。ここまでくれば、優勝間違いなし!!

みんなでピットを飛び出し、村田選手の帰還をお出迎え! チェッカーフラッグが振られ、ついにフィニッシュ!!!! FINA ADVAN M3、クラス優勝です!

初めてのレース体験で、優勝の喜びをみんなと一緒に味わえるなんて、人生の宝です(;O;) 涙を流すスタッフや、笑顔で抱き合うメカニックさんたち。みんながみんな24時間以上寝ずに頑張っていたのを間近で見ていたから、本当に本当に嬉しい!

表彰式でのシャンパンファイトは大盛り上がり! 大の大人が子供のようにヤンチャしてました。私も、男に生まれてたらレースに出たかったなぁ…。

優勝のあとは…

レース終了後も興奮冷めやらず!まっすぐホテルに帰って寝るなんてことはしません。みんな24時間フル稼働にも関わらず元気に祝賀会です。優勝のあとのお酒だけあって、みんな美味しそうに飲んでました(^^) 私も、1杯目のビールの美味しさが今でも忘れられません(笑)みなさん本当にお疲れ様でした~!!

私はこの24時間で、レースの魅力のトリコになっちゃいました! 今後もゴッツの応援&お手伝い、頑張ります☆目指せレースマニアヽ(^0^)ノ

PHOTO COLLECTION

PHOTO:吉見幸夫、M.A.R.T. / TEXT:リッチー

インテグラインターシリーズ2007Rd.2

グラムライツSEV・ED・DC5:インテグラインテグラシリーズRd.2

ホームコースのもてぎでゴッツ大暴れ!?

ツインリンクもてぎ 5/19-20

第2戦の開催地はゴッツの地元(?)

インテグラインターシリーズ第2戦の舞台は、ツインリンクもてぎ。関東シリーズチャンピオンのゴッツにとって、もてぎといえばホームコース。公式ガイドブックにも、「関東シリーズチャンピオン、地元で大暴れ!」なんて書かれていましたが…。実はゴッツ、もてぎでの優勝経験はナシ。本人も「もてぎは難しいよね~、オレの地元は富士だからさ~」なんて言ってる始末。周りの注目度ばかりが先行して、プレッシャーのかかる1戦となってしまいました。
開幕戦の鈴鹿では、予選3番手ながら、決勝では自らのミスによりポジションダウン。今回はその雪辱を果たし、インターシリーズで初表彰台をゲット!そんな目標を果たすべく、走り慣れているもてぎとはいえ、テストではライン取りからセッティングまですべてを見直しました。

タイヤの選択が勝負の分かれ目

土曜日は、今にも雨が落ちてきそうな、厚い雲に覆われた天気。クルマをコースへと移動し始めた途端、狙ったかのように雨が降り始めました。ピットレーンでは、あわただしくウェットタイヤに換えるチームもちらほら。しかしゴッツは、まずはドライでコースインして様子を見ることに。
1周走行した後、ピットインし、前後のタイヤを交換。結局、ドライタイヤで行くことに決断しました。すると、次第に雨が上がっていき、セミウェットだった路面はどんどんドライに。
ウェットからドライへと再度タイヤチェンジするチームもいる中、ゴッツはアタックを続け、8周目にベストタイム(2’12.603)をたたき出して3番手に。しかし、その後も路面は乾き続け、結局、予選終了ギリギリでアタックしたドライバーが上位へと食い込んできました。最終的なゴッツの順位は5番手。「あともう1周アタックすればよかった…」とちょっぴり悔しい結果となりました。

攻めのレースで表彰台圏内!?

予選とは打って変わって、快晴に恵まれた決勝。「もてぎはスタートが勝負!」と、グリッド上で前後タイヤをチェンジ。万全の体制で決勝へと挑みました。
応援に駆けつけてくれた大勢の仲間が見守る中、いよいよ決勝スタート。作戦どおり、スタート直後から勝負をかけたゴッツは、2コーナーで1台、3コーナーでもう1台をパスして3位に浮上。これまでにないゴッツのアグレッシブな走りに、応援団も大盛り上がり。このまま行けば表彰台どころか優勝も夢じゃない!…なんてだれもが思った直後、それまでの勢いがピタリと止み、今度は後続の車両にパスされてしまいました。本人いわく、2速と3速に入りづらくなってしまい、シフトミスを連発してしまったとのこと。再び5番手まで順位を落としてしまったのでした。
しかし、レースはまだまだ始まったばかり。表彰台にだって充分手が届く…と思った矢先、今度はもっと信じられない事態が。コントロールタワーからゴッツのゼッケン、No.57に向けて、ドライビングスルーペナルティが出されたのです!初めて遭遇する事態に、意味が分からないながらもペナルティを消化し、レースへと復帰したゴッツ。順位は当然最後尾。懸命にアタックしましたが、1台をパスするのが精一杯。結局11位でフィニッシュとなりました。
ペナルティの理由は、フライングスタート。グリッドに着いた後、少しだけクルマが動いてしまったんだそう。レース終了後、人生初のフライングスタートに意気消沈するゴッツ。いつにない攻めのレースで、途中3番手まで浮上しただけに、余計に悔しさがこみ上げてきます。
2戦連続11位。これがインターの壁?次戦、インテ初開催となる岡山で、関東チャンピオンは再び輝くことができるのでしょうか!?

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

インテグラインターシリーズ2007Rd.1

グラムライツSEV・ED・DC5:インテグラインテグラシリーズRd.1

今シーズンはインターで大暴れ! 初挑戦の開幕戦は予想外の結果!?

鈴鹿サーキット 4/14-15

上位陣から3秒落ち…予選はどうなる!?

昨シーズン、インテグラ関東シリーズでまさかの(?)シリーズチャンピオン獲得を果たしたゴッツ。今シーズンはというと…インターシリーズへとステップアップすることになりました!
年間を通して、フォーミュラ・ニッポンのサポートレースとして開催されるインターシリーズ。開幕戦は鈴鹿サーキットです。鈴鹿はF1チャレンジカップでしか走ったことのないゴッツ、開幕前にテストした結果は、上位陣から3秒落ち…。とはいえ、今年も心強い味方、エムワンスポーツの持永さんと初見さんがいっしょ。木曜日に鈴鹿入りし、テストを重ねてセッティングを繰り返すうちに、みるみるタイムアップしました。金曜日の走行では上位陣にもひけをとらないタイム。これはひょっとしてひょっとするかも!?

予想外の結果!?予選はまさかの3番手

迎えた土曜日。初めてのインターシリーズ予選。もしかしてぶっちぎりの最下位だったらどうしよう…なんていう不安もぬぐい切れず、興奮と不安が入り交じった気持ちで、朝を迎えました。
路面はややウェット。予選前半はピットロードにとどまり、状況を見守りました。15分が経過した頃、持永さんからGOサインが。まずはフロントタイヤをリアに履いてタイヤを暖め、ピットインして前後のタイヤを交換し、いよいよアタック。3ラップ目でアタックし、自己ベストタイムを更新して15台中5番手に食い込みました。上々の結果に胸をなで下ろすチームスタッフ。しかし、区間タイムを表示するモニターは、ゴッツがもう1周アタックしていることを告げています。表示されていくセクターごとのタイムが赤いのは、ベストタイムを更新している証。そしてホームストレートに戻ってきたところ…な、なんと3番手にポジションアップ。予想外の結果に、スタッフはもちろん、ゴッツ自身もビックリ。「もう少しでポールポジションだったのにー!」と悔しがりましたが、それはもちろんジェスチャーで、思わず顔がほころぶゴッツでした。

インターの洗礼を乗り越え、表彰台なるか!?

決勝は予想外の(?)2列目スタート。こうなったら優勝も夢じゃない!?「前半で行くしかない!」と心を決めたゴッツは、フォーメーションラップで予選と同じく前後のタイヤを入れ替えて暖め、グリッドにてタイヤ交換。万全の体制で決勝へと臨みました。
いよいよインター初挑戦、運命のスタート!…が、ここでいきなりスタートミス!みるみるうちに後続に飲み込まれ、5番手までポジションダウン。しかし、そこからはトップ車両から6番手までが連なる、熾烈な上位争いとなりました。 レース中盤、前に仕掛けようとすれば後ろから隙をつかれそうになる緊迫した状況の中、冷静にドライブしてチャンスをうかがうゴッツ。…かと思いきや、デグナーコーナー2つ目で痛恨のシフトミス!オーバーランしてしまい、11番手まで順位を落としてしまいました。その後、順位を取り返すことができず、結局11番手でチェッカーとなりました。
「やっぱり緊張してたのかなぁ…」決勝後、スタートミス、デグナーでのシフトミス、さらには、ポジションを落とした後、他車両と接触してしまったミスを振り返り、自分の不甲斐なさに意気消沈するゴッツ。とはいえ、予選で手応えをつかみ、決勝でインターシリーズの洗礼を受けた結果、意気込みを新たにした様子。「もてぎはゼッタイ表彰台!」と、今回のリベンジを熱く誓いました。次戦は5月19-20日もてぎ。応援よろしくお願いします!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

F1日本GPインテグラチャレンジカップ2006

MARTグラムライツEDDC5:F1日本GPインテグラチャレンジカップ2006

今シーズン最後の舞台はF1!全国の強豪相手に奮闘

鈴鹿サーキット 10/07-08

今シーズンもやってきました、「F1日本GPインテグラチャレンジカップ」。インテグラ全国5シリーズから、各シリーズの上位選手(インターは上位10台、その他地方シリーズは上位8台)のみが参戦できる、いわばチャンピオン戦です。ゴッツがチャレンジカップに参戦するのは、今回で5回目。参戦当初はインターや鈴鹿をホームコースとする西日本勢に歯が立たなかったのですが、昨年からは、まともにレースができるようになってきました。昨年の結果は45台中17位。今回は、関東チャンピオンのエースナンバー(50)を付けているからには、インテ界の強豪たちと互角に戦い、少しでも上位に行きたい。目標はトップ10フィニッシュです。

金曜日に鈴鹿入りし、フリー走行。1年ぶりの鈴鹿ということで、感覚を取り戻すのに時間がかかりましたが、ラストラップでようやくベストタイムを更新。15番手とまずまずの結果でした。

迎えた土曜日。じっくりとタイヤを温め、4周目でアタック。しかし、デグナーカーブで痛恨のスピン。気を取り直して5周目に再度アタック。結果は2’25.333で、フリー走行よりも1秒アップし、ベストタイム更新。しかし、ライバルたちが予想以上に速く、順位はなんと28番手。全国の強豪たちの手強さを痛感する結果に…。関東勢のみなさん、不甲斐ないチャンピオンでスイマセン…。

快晴の日曜日。鈴鹿でのF1開催は今年で休止ということもあり、過去最多となる16万人以上もの観客が詰めかけていました。そしていよいよ決勝グリッドへ。スタンドから大勢の観客が見守る中、スタートを待ちます。この緊張と興奮はやっぱりF1ならでは!フルグリッド45台が準備完了し、ブラックアウトとともにいよいよ決勝がスタートしました。

チャレンジカップは毎年、コースアウトやクラッシュが続出するサバイバルレース。今年もやはり、スタート直後の1コーナーで上位車両がクラッシュ。とはいえゴッツは、好スタートで1コーナーまでに数台をパス。1周目で20番手までポジションを上げました。その後も前を行く車両をプッシュし、抜いたり抜かれたりの攻防戦。上位のリタイアなどもあり、結局18番手までポジションアップしてチェッカーとなりました。

このレースをもって、後藤比東至のインテグラ2006シーズンは終了となりました。今年は悲願だったシリーズチャンピオンを獲得することができ、最高のシーズンとなりました。この結果が、ゴッツのレース人生にとって、大きなターニングポイントとなることは間違いありません。応援してくださったみなさんに、心から感謝します。まだ来シーズンの予定は決まっていませんが、後藤比東至はこれからもアクセル全開で走り続けますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

PHOTO:桜井淳雄 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2006Rd.4

MARTグラムライツEDDC5:インテグラ関東シリーズRd.4

魂のロケットスタートでシリーズチャンピオン決定!

ツインリンクもてぎ 9/9-10

予選

いよいよシリーズチャンピオンに王手をかけたゴッツ。関東シリーズは残り2戦となり、今回の第4戦目でシリーズランキング2位の選手に21点以上の差をつけることができれば、最終戦を待たずしてシリーズ優勝が決定となります。とはいえ、せっかくチャンピオンを決めるなら、有終の美で飾りたい!狙うは優勝しかありません。

木曜日からテストを重ね、徐々にタイムアップしましたが、ライバルたちが予想以上に速く、ベストタイムは3~4番手。そしえて迎えた土曜日は、曇り空ながら蒸し暑い天気。12時過ぎにコースインし、1~3周目でじっくりタイヤを温め、4周目にアタック。ほぼベストなアタックでしたが、金曜日までのテストどおり、ライバルたちが速い。自己ベストタイムながら、悲願のポールポジションには届かず、4番手で予選終了となりました。

日曜日は、真夏のような日射しと異常な湿気からくる蒸し暑い1日。そんな中、午後1時過ぎにコースイン。もてぎはスタートが勝負。1コーナーまでになんとか1台はパスしたい!

ブラックアウトとともに決勝スタート。今シーズン一番、執念のロケットスタートが決まり、作戦どおり、1コーナーで3位に浮上しました。1周目は混戦でしたが、なんとか抑えきり、今度は2位車両を追いかけます。途中、何度もテール・トゥ・ノーズの際どい争いとなりましたが、なかなかパスできず。結局そのまま周回を重ね、3位のまま、チェッカーとなりました。

表彰台の時点ではよく分かっていなかったのですが、テントに戻ると、応援に来てくれたみんなから「シリーズチャンピオンおめでとう」の言葉が。計72ptとなり、シリーズ優勝が決定しました!インテグラ開幕初年度から関東シリーズに参戦し続けて5年目。それ以前のヴィッツレースも含めると、レース参戦7年目にして、ようやく成し遂げたシリーズ優勝。結果が出なくても、あきらめずに応援し続けてくれた周りの方々のおかげです。本当にありがとうございました!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2006Rd.3

MARTグラムライツEDDC5:インテグラ関東シリーズRd.3

開幕3連勝でチャンピオン王手!?今シーズン初のもてぎ戦

ツインリンクもてぎ 7/30

予選

「開幕2連勝、シリーズランキングトップ!」という、信じられない成績でインテグラ関東シリーズを快走中のゴッツ。第3戦の舞台は、今シーズン初となるもてぎ。富士での2連勝は実力だったのか、それとも異常に富士が得意なだけだったのか…プレッシャーのかかる1戦です。

今回は予選、決勝を日曜日に行うワンデイ。開幕3連勝を狙うべく、金曜日からもてぎ入りし、テストを繰り返しました。順調にタイムアップしたものの、ダンロップタイヤでのもてぎは初めて。自分のタイムがいいのか悪いのかよく分からず、結果はフタを開けてみなければ分からない…楽しみと不安が入り交じる中、日曜日を迎えました。

日曜日は朝から快晴。気温がぐんぐん上昇し、真夏の暑さに。今回の目標のひとつは、まだ獲得したことがないポールポジション。路面温度が高いため、アタックできるチャンスはわずかです。緊張の中、午前8時過ぎにコースイン。1、2周目でタイヤを温め、3周目でアタック。しかし、3コーナーで痛恨のハーフスピン!続く4周目でなんとかベストタイムを出し、3位へと滑り込みました。

「オレにはまだポールは早かった…」と、とても悔しげなゴッツ。ポールポジションの目標は、また次戦に持ち越しとなりました。

決勝

予選を終えた3時間後に早くも決勝グリッドへ。金曜日から応援に来てくれている大堀アニキ、当日の朝に来てくれたチャボ、SEVたかしぃ、えりぼぉ、イタコのゆりちゃん、同日開催のマーチレースに参戦していたオートスポーツ有冨編集長ら、今回もたくさんの人が、グリッドに来てくれました。みんなの期待を一身に背負ったゴッツ。狙うは優勝しかありません。

今シーズン初めてとなる2列目からのスタート。ブラックアウトとともに、ロケットスタートで、まずは2番手にジャンプアップ!…という作戦は失敗に終わり、それどころかやや出遅れてしまって、なんとか3番手をキープ。その後は、前を行く車両をパスできそうでできず、もみあっているうちに4番手に後退。

中盤、なんとか3番手にポジションアップし、再び2番手車両、そしてトップを追います。しかし、なかなか差を詰めることができず、トップ車両は逃げ切りモードに。2番手車両とは少しずつ差が詰まり、いよいよ最終ラップ。最終コーナーに勝負をかけましたが、並びかけたところでチェッカー。スタートグリッドと同じ、3番手でフィニッシュとなりました。

表彰台には滑り込んだものの、不完全燃焼な表情のゴッツ。決勝を観ていたチャボにも「最後の最終コーナーの気合いを最初から見せろよ」なんて、久々に説教される始末。「去年までは3位でも大喜びだったのに…勝つほど不幸になっていく気がする…」なんて哲学的な感想でレースを締めくくったゴッツでした。

とはいえ、3位のポイントを計上し、シリーズトップは死守したまま。次戦は再びもてぎ。優勝すれば、シリーズチャンピオン確定の可能性も充分アリ!というわけで、次戦が今シーズンのクライマックスとなりそうです。引き続き、応援よろしくお願いします!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ