インテグラ関東シリーズ2004Rd.1

MARTグラムライツEDDC5:インテグラ関東シリーズ2004Rd.1決勝

2004年シーズン開幕 雨の予選を乗り越え表彰台を目指す!

ツインリンクもてぎ 3/20-21

予選

去年の雪辱を果たすべく、2004年もインテグラに参戦することを決めたゴッツ。目標は昨年と同じくズバリ「表彰台」!2003年は中盤あたりをなんとな~く走っていたけど、参戦3年目を迎えた今年、「新入りに負けるてたまるかいっ!」と気合い入りまくりで開幕戦を迎えたのでした。
なんてったって今回は、最強の秘密兵器「SEV」を導入。最近サーキットで話題の「貼るだけで速くなる!」っていうあのSEVなんだけど、これがビックリするほど効果抜群。そのおかげで、金曜日のテストでは、上位陣にも負けない好タイムを連発。ベストタイムも更新して気分も上々!
しか~し、神様は甘くなかった。予選前、パラパラと降り出した雨は、直前になって大雨に。路面は完全にウェット。急遽レインタイヤに履き替えたものの、実はゴッツ、雨の予選はほとんど経験したことがなく、大の苦手。半泣き状態でコースへと飛び出していきました。それでも、徐々にタイムを上げていったゴッツ。そして終盤、いよいよベストタイムか、と思ったその周に痛恨のスピン!その後はアタックできず、結局不完全燃焼のまま、19台中10位で予選を終えたのでした。

決勝

日曜日は昨日の天気がウソのような快晴。ヴィッツ軍団のレースを見ながら、徐々に集中力を高めたゴッツは、予選10位から表彰台を狙うべく、マシンへと乗り込みました。グリッドには、ヴィッツ軍団のほか、この日S耐に参戦していた小林且雄選手や菊池靖選手も応援に駆けつけてくれ、さらにやる気がみなぎります。
レッドシグナル消灯とともに、いよいよ決勝スタート。史上稀に見る、切れの良いスタートダッシュを決めたゴッツは、前をゆくマシンをパスしつつ1コーナーへ。よっしゃー!と思ったのも束の間、ポジション取りに失敗し、あれよあれよという間に2台のマシンにパスされ、順位は転落。その後は抜き返すべく奮闘し、ライバル車輌とテール・トゥ・ノーズのバトルを演じましたが、なかなか抜けず。上位車輌のリタイアのほか、抜くことも抜かれることもなく、結局予選と同じ、10位でチェッカーとなったのでした。
レース後、「雨の予選がすべてを決めたね」とため息混じりに語ったゴッツ。次なる戦いは5月16日もてぎ。表彰台を狙うべく、5月までに本気で走り込み&ダイエットに励むと誓ったのでした。
ちなみに今年の関東シリーズはすべてもてぎで行われます。サーキットで見かけたら、ぜひぜひ声をかけてくださいね~。

ヴィッツ軍団も参上!

今回はヴィッツ関東シリーズも同時開催。今回も参加台数74台の激戦となりましたが、M.A.R.T.勢は約1名を除いてぶじ予選通過。最上位グリッドはなんと10位のこばゆりさんでした!そして決勝では、こば家旦那の威厳を取り戻すべく(笑)、こばまささんが大奮闘の6位入賞!こばゆりさんは12位、上杉パパは19位、まぐろさんは23位、みよしさんは29位という結果でした。みなさん、お疲れさまでした!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

F1日本GPインテグラチャレンジカップ2003

15万5000人もの大観衆のなか、いよいよF1日本GPインテグラチャレンジカップがスタート!

鈴鹿にインテ界の猛者たちが結集!
チャレンジカップでシューや琢磨とともに激走

鈴鹿サーキット 10/11-12

予選

全国のシリーズ上位選手が鈴鹿に結集し、日本一速いインテグラ乗りを決める「F1日本GPインテグラチャレンジカップ」。今回のF1日本GPは、佐藤琢磨選手のF1復帰、シューマッハVSライコネンのワールドチャンピオン決戦と、注目度抜群。金曜日に鈴鹿へ到着すると、サーキットはすでにレースファンでごった返していました。
補欠合格で参戦枠に滑り込んだゴッツ、鈴鹿を走るのは昨年のチャレンジカップ以来、1年ぶり。密かにゲーム「F355チャレンジ」で練習してきたものの、 改修後のコースは未体験。今回、バーベキュー係兼ドライビングコーチとして鈴鹿へ付き添ってくれたチャボから、コース攻略のポイントを聞いた後、テスト走行へと飛び出していった。徐々にタイムを詰めていき、終盤には2分26秒594のベストタイム。トップ集団とは差があるものの、関東勢では2番手の期待できる結果となりました。
いよいよ土曜日。チャレンジカップ予選前にはF1の予選が行われましたが、途中雨が降り出したせいでシューがまさかの14番手という大波乱。その雨のせいで、チャレンジカップパドックも騒然。ウェット、ドライ、2つのタイヤを前に悩みましたが、雨足が強くなったのをみて、ウェットタイヤでコースインしたゴッツ。しかし、予選開始直後から雨は上がり、急遽ピットインしてドライタイヤへ交換。とはいえ、残り時間はわずか。結局不完全燃焼のまま、2分29秒201、27番手という成績で予選を終えました。
予選日の夜には恒例のウェルカムパーティ。昨年ゲーム大会で優勝し、たくさんの賞品を持ち帰ったゴッツでしたが、今年の種目「指の上で傘立て」ではみごとに撃沈。予選に続いてなんともとほほな結果となりました。

決勝

今にも泣き出しそうな空のもと迎えた決勝日。ホテルの朝食バイキングでモントーヤに遭遇し、これはなにかいいことあるかも、と気を取り直してサーキット入り。決勝前には恒例のF1パレード。グリッドに整列したインテの間を、F1ドライバーたちが次々と通過し、シューマッハや佐藤琢磨選手とがっちりタッチを交わしてパワーをもらったゴッツ。そのパワーとチャボコーチによるパッシングポイント講座を胸にしまってマシンへと乗り込みました。
15万5000人の大観衆が見守るなか、いよいよ決勝スタート。最初の1・2コーナー、S字の混戦では周りの気迫に押され、ポジションダウン。しかし、その後はいつも以上の集中力を発揮し、1コーナーでは同じ関東シリーズの宿敵(!?)ピストン選手をパス。その後も得意なデグナーコーナーと130Rでがんばり、前を行く集団を追走。3台まとめてごぼう抜きか!と大チャンスのシケイン立ち上がりで、やっちゃいました、シフトミス!再びポジションダウン。そして迎えた最終ラップ。背後に迫った東北シリーズの成澤選手、ピストン選手にシケインでインを取られ、3台並んでストレートへ。成澤選手には抜かれちゃったけど、ピストン選手はなんと1000分の4秒差で抑え、結局予選より1ポジションアップの26位でチェッカーとなりました。
相変わらずとほほな成績でしたが、大観衆の前でライバルたちと抜きつ抜かれつの大バトルを演じ、かなり楽しんだ様子のゴッツ。インターで活躍する選手たちのハイレベルな走りを目の当たりにできたことも、大きな収穫でした。
レース終了後にはF1観戦を堪能し、その後は渋滞が引く深夜までまぐろさん夫妻も招いてパドックでバーベキュー。バーベキュー部長であるチャボは、出発時間が近づいても杯を置こうとせず、結局ゴッツは再びコクピットに収まり、東京への6時間耐久レースをひとりでこなすことになったのでした。

西パドまで足を運んでくれたみなさん、ありがとうございました!

鈴鹿サーキットの最果てであり、今回チャレンジカップの本拠地となった西パドック。ゴッツの応援に遠い道のりを駆けつけてくれた、レイズの稲本さん、鈴木さん、和沙さん、トヨタMS部の佐藤さん、S耐に参戦中のクラゴンさん、アルテッツァに参戦中の朝日さん、K耐でチームを組んだ金子さん、渡部さん、本当にありがとうございました!

PHOTO:桜井淳雄 / TEXT:サヤマネ

アルテッツァシリーズ2003第6戦

アルテッツァレース

マシンセットアップも上々で気分も上昇!!
が、まさかの悲劇が勃発……

ツインリンクもてぎサーキット 9/13-14

予選

金曜日の練習日。30分×2本の走行。この日はいつになく気合が入っていたチャボ。何しろ第3戦後にシリーズ4位から3位へと踊り出たからだ。ここで表彰台に上がればシリーズチャンプへのアドバンテージが大きく稼げる。ところが1本目の走行中にエンジンブロー。マシンのセットも不十分。ガックリ肩を落としていたところにRS千野のアニキがひとこと。「絶対に走らせてヤル!!」その後は信じられない神業でエンジン換装、ミッション交換、LSDもファイナルを組み直し。ギリで走行時間に間に合い2ラップの計測ができた。たった2周ながらこれまでのチャボ総決算!といわんばかりのパワーと集中力を発揮してマシンセットは無事に終了。ってな塩梅でチーム全体の指揮が高まるなか迎えた予選。マシンは格段と走りやすくなったもののいまひとつタイムが出ない。トップタイムをたたき出したチームメイトの川崎号をコース場で探し求めて両手を合わせて神頼み。「お願~い。ボクを引っ張って~(ココロの叫び)」。川崎サンが手を挙げついてこい!(ちょっと惚れた:チャボ後日談)のサイン。川崎号に引っ張ってもらう形で15秒台から14秒台へのせ、トップ川崎号から遅れること約コンマ3秒差で予選5番手を手に入れた。決して納得のいく順位じゃない。でもチャボ自身はかなり手ごたえを得た予選だったのだ。

決勝

昨晩は芋焼酎で瞑想。表彰台にのるためのシミュレーションも終了済み。チャボのボルテージは最骨頂に。レースのシナリオはこうだ。得意のスタートダッシュで一台を抜き、前半戦でもう一台抜く。あとはトップ集団に食らいつき表彰台をねらう。決勝。キレのある見事なロケットスタートを決め、一台をパス。あとは事前に描いたシナリオ通りに(不気味なほど正確に)ことが運ぶ。マシンにも乗るに乗れていた。予選でチャボが得たのはタイムアップだけでなく、アルテッツァの走らせ方だったのだ。ノリも勢いも上昇! ポジションは3番手まで上がっていた。トップ2台はペースが上がっていないこともあり、がっちりとその後方に食らいつき。このまま行けば2台をもパスできる瞬間が訪れる! そんな空気が流れていた。ところが……。4速ミッションから異音が発生。その後だましだまし走行を続けたものの他のギヤも不調和音。結局、ミッショントラブルでリタイアとなった。今期初のリタイアは同時にチャンピオンへの夢もチャボのココロも打ち砕いてしまったのでした。

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

アルテッツァシリーズ2003第5戦

SPコクピット狭山アルテッツァ

表彰台に立たずしてシリーズ3位に昇進!?

鈴鹿サーキット 8/23-24

予選

夏まっさかりの8月、鈴鹿サーキットで行われた第5戦。鈴鹿はチャボの好きなコースだが、コースレイアウトが変更してから走るのは初。モチロン、ここでもねらうは表彰台。現在シリーズ4位というポジションにはいるものの、一度も表彰台に立っていないという状況にいいかげん嫌気がさしていたチャボ助は、練習日から鼻息が荒い。第4戦からのインターバルがわずか2週間ということもあり、今回も事前テストはなし。さてそんな不安要素はひとまず頭から削除。だからこそ金曜日は本番さながらの集中力が必要なのだ。毎戦ひとつずつ仕様を変更しながらマシンのセットアップしてきたチャボ。周囲の上位陣は3、4年目のシリーズ経験者ばかり。少しずつながらチャボはチャボ流のやり方でマシンのセットアップが決まりつつあった。そして迎えた土曜日の予選。気温が上昇することを想定してアタックは早めに決行。ベストはやはり最初のアタック。その後トップとの差が1秒以上あったため再度アタックするものの更新できず終いで6番手となった。その後、暑さを忘れるため、今日の出来事を振り返られないために日本酒に魂を売ったチャボでした。「今度泥酔したら鈴鹿の池に埋めてやる!」と誰かがが言ったそうな。

決勝

うだるような暑さのなかスタートした決勝。フォーメションラップで五右衛門風呂に浸かっているような気分のチャボ。そんなだるさもグリッドにつけば一瞬に吹き飛ぶ。シグナル点灯。これでもか!といわんばかりの力強く繊細なスタートを決めたチャボは一台をパスし5番手へ。そのままベテラングループが集結するトップ集団のなかに身を投じる。あいもかわらず激しいバトル。接触すれすれのバトルには毎回全神経を研ぎ澄まさなくちゃ残れない。中盤戦。トップ2台が先行し、3番手争いとなった。3番手の激しいブロックに4番手の川崎号がてこずるという状態で、5番手のチャボも抜くに抜けない。チャボの後方も数珠つなぎに数台のマシンが連なった。ワンミスが接触、クラッシュになる可能性が大の展開に、チャボは渾身の力を振り絞って走りに集中。最終ラップ。最終シケインでポジションアップの機会に恵まれたが、追い抜くまでには至らず。コンマ1秒差で5位のままフィニッシュとなった。だがシリーズは4位から3位へとポジションアップ!「次こそは表彰台にのってやる~!!」と、鈴鹿山脈に別れを継げながら夕日に誓いを立てたチャボでした。

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

アルテッツァシリーズ2003第4戦

SPコクピット狭山アルテッツァ:アルテッツァワンメイクレース第4戦

予選アタックを強制終了させた赤旗
踏んだり蹴ったりだぁ~

富士スピードウェイ 8/2-3

予選

すっかり梅雨も明け夏らしいレースウィークとなった第4戦。今回はゴッツのインテグラも同時開催。M.A.R.T.メンバーで表彰台にたっていないのは何気にゴッツとチャボだけだったりする。その事実に気づいたのか、今期2度目の開催となる富士は新たな気合入れとともに練習に入ったチャボ。毎戦金曜日のみでマシンセットアップをこなすチャボにとって、練習日はまったくもって気が抜けない。普段は絶対に見られない、研ぎ澄まされた集中力でマシンのセットアップを完了。そして意気揚揚と土曜日の予選へ。
ところが結果はなんともはやの11番手。今回の予選はチャボにとって不運の連続だった。まずひとつ、LSDの慣らしが不十分であったこと。ふたつ目に、猛烈なアンダーステアに見舞われていたこと。みっつ目に、アタック中に黄旗が出たり、さらに最後の猛烈不運……アタック中にも赤旗で強制的に終了させられてしまったのだ。コイツが一番痛かった。

決勝

ポジションは自身を疑いたくなる11番手。どう前向きに考えてもレース展開は厳しい。それでもM.A.R.T.メンバーを始め、NOB谷口選手やたいせーサンが応援にグリッドに駆けつけてくれた。とにかく自分らしいレースをするゾ!と気分を一新。
決勝スタート。抜群のタイミングで好スタートを切った。序盤戦で早くも7番手までポジションアップ。ぐいぐいと順位を上げるチャボの走りに仲間の応援も熱くなっていく。5台が連なる大激戦区の6番手争いに加わりバンパーtoバンパーの大バトルを展開。毎戦こうも激戦区に身を投じるチャボを見ていると、あえて混戦を選んでいるかのようだ(って、トップに入ればこんなことはない?)。ところがこの混戦のネックが水温の上昇。ピッタリと吸い付くように後方車に張り付き、抜きにかかるチャボ号は沸点に近づいていく水温上昇に悩まされていた。結果は7位。
ところがレース後の最車検でひとつ順位が繰り上がり6位入賞をゲット。小さな棚ボタながらポイントを確実に稼ぐ謙虚なチャボ助なのでした。

PHOTO:上尾雅英・小林直樹 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2003Rd.2

MARTグラムライツEDDC5:インテグラ関東シリーズ2003Rd.2予選

インテグラ2003年シーズン第2戦
決勝で涙のアクシデント発生!

ツインリンクもてぎ 6/21-22

練習日

インテグラ関東シリーズ第2戦の舞台はツインリンクもてぎ。昨シーズン、3戦のうち2戦リタイアという、ゴッツにとっては相性最悪のサーキットだ。そんな嫌な思い出を払拭すべく、新品ホイール&キャリパー、オデッセイの超小型バッテリー、アンダータンクと、新兵器を大量投入してもてぎ戦を迎えた。
今回はワンデイ開催のため、土曜日はテスト。しかし、ここで早速アクシデント。今回から投入したアンダータンクの調子が悪く、なかなか走行ができない。「やっぱりもてぎはボクを嫌っている……」と早くも涙ぐむゴッツ。満足に練習できず、不安でイッパイのまま翌日の予選・決勝を迎えることとなった。

予選・決勝

ゴッツの不安な気持ちとは裏腹、真夏のように晴れ上がった本番当日のもてぎ。メカニックのジュンさん、柳さんのおかげでガソリンタンクのトラブルもなんとか修復。いよいよ午前の予選に挑んだ。……が、なかなかタイムが伸びない。やはりもてぎは鬼門なのか?タイムアップぎりぎりの6周目、なんとかベストラップ2’12.707を出し、21台中11位へと滑り込んだものの、本人は不完全燃焼だった様子。「ワンデイって苦手なんだよね~」という意味不明な言い訳を残し、予選を終えた。
そして午後の決勝。相性は悪いながらも、コースとしては苦手ではないもてぎ。11番手スタートから表彰台を狙うべく、気合い満々でマシンへと乗り込んだ。ブルーシグナルが点灯し、いよいよスタート。なかなかの好ダッシュを決め、1コーナーへと飛び込んだゴッツ。しかし、ここで悪夢が。なんと前方でスピンしたマシンとクラッシュ!「やっぱりもてぎはボクを嫌っている……」その後、なんとか走行再開するが順位は最後尾。懸命の走りで集団に追いつき、順位を徐々に挽回していくが、な、なんと再びクラッシュ!「なんなんだよ、もてぎって~!」と泣きながらまたもや最後尾へ。マシンに大きくダメージを受けたものの、その後もなんとか走行し、結局11位でチェッカーとなった。
もてぎとの相性の悪さを痛いほど再確認して終わった今回。完走ポイント1点を計上しただけとなり、F1サポートレースへの出場もいよいよ怪しくなってきた。絶対絶命、崖っぷちの次戦は富士。ゴッツ挽回なるか!?

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

ニュルブルクリンク24時間レース 2003

クラス2位をキープしたまま順調に走行するシビック。

『ニュルブルクリンク24時間レース』に
ゴッツとチャボが参戦!

ニュルブルクリンク 5/30-6/1

予選はクラス2位!

M.A.R.T.ついに海外進出(?)。なんと、世界中のアマチュアレーサーの憧れ『ニュルブルクリンク24時間レース』にゴッツとチャボが参戦しました!

2人を誘ってくれた埼玉のチューニングショップ『テクノプロスピリッツ』代表の熊倉さんとともにニュルブルクリンクへと到着した2人。マシンは、今回お世話になったドイツのアマチュアレーシングチーム『MMモータースポーツ』愛蔵のシビックEK4。これに『エンドレス』から協賛してもらった焼結パッド(24時間無交換OK!)と純正ブレーキローターを日本から持ち込んで装着。『MMモータースポーツ』のスタッフとも速攻で意気投合した2人は、ビールとソーセージに舌鼓を打ちつつ、早速予選日を迎えました。

予選は1回目が午前10時~12時まで、2回目が午後7時~11時まで(この時期、ドイツは午後10時近くまで明るい)と超ロング。全長26kmもある峠道のようなコースに加え、ものすごい勢いでパスしていくDTMマシンなど、超エキサイティングな走行を体験した2人。結局予選はチームオーナーであるイエンツがベストタイムを叩きだし、クラス2位、総合160位という結果で終了しました。

決勝スタート!

いよいよ24時間レースの幕開け。250台ものマシンが一堂に会すスタート前のグリッドはまさにお祭り騒ぎ!ピットロードもコース上も人でごった返し、満員電車状態でした。日本から侍カツラを持参していったゴッツとチャボも注目の的!

午後3時、いよいよスタート。まずはオーナーイエンツが走り、続いて熊倉さん、そして午後6時からはゴッツの出番。チーム監督の「スローリー&セーフティ」という指示通り、順調に2時間の走行を終えたゴッツ。「ポルシェとかすごい速いんだもん。怖かったよ~」と言いつつも大舞台での走りを満喫してきた様子。

夜10時頃ようやく日が暮れ、ナイトセッションに突入。かつては峠の夜道でウデを鳴らしたチャボがイエンツと交代で果敢にアタック。夜が明けるまで計6時間近くも走ったチャボは「部活みたいだった……」と疲労困憊。でも「すっげー楽しかった」そう。

しかし!ゴールまであと6時間となったところでトラブル発生。なんと、ガソリンタンクが外れて落ちるアクシデントが。チームの迅速な対応により、なんとかコースに復帰。そして午後3時。クラス2位(総合78位)のポジションをキープしたまま、みごとチェッカーとなったのでした。

表彰式ではドライバーひとりひとりに大きなトロフィーが。感激と興奮に包まれたゴッツとチャボの2人は、お世話になったチームスタッフに「また来年!」と声をかけ、ニュルブルクリンクを後にしたのでした。

今回の結果

予選:クラス2位(総合160位)
決勝:クラス2位(総合78位)

PHOTO:小林克好・M.A.R.T. / TEXT:サヤマネ