F1日本GPインテグラチャレンジカップ2003

鈴鹿にインテ界の猛者たちが結集!
チャレンジカップでシューや琢磨とともに激走

鈴鹿サーキット 10/11-12

予選

全国のシリーズ上位選手が鈴鹿に結集し、日本一速いインテグラ乗りを決める「F1日本GPインテグラチャレンジカップ」。今回のF1日本GPは、佐藤琢磨選手のF1復帰、シューマッハVSライコネンのワールドチャンピオン決戦と、注目度抜群。金曜日に鈴鹿へ到着すると、サーキットはすでにレースファンでごった返していました。
補欠合格で参戦枠に滑り込んだゴッツ、鈴鹿を走るのは昨年のチャレンジカップ以来、1年ぶり。密かにゲーム「F355チャレンジ」で練習してきたものの、 改修後のコースは未体験。今回、バーベキュー係兼ドライビングコーチとして鈴鹿へ付き添ってくれたチャボから、コース攻略のポイントを聞いた後、テスト走行へと飛び出していった。徐々にタイムを詰めていき、終盤には2分26秒594のベストタイム。トップ集団とは差があるものの、関東勢では2番手の期待できる結果となりました。
いよいよ土曜日。チャレンジカップ予選前にはF1の予選が行われましたが、途中雨が降り出したせいでシューがまさかの14番手という大波乱。その雨のせいで、チャレンジカップパドックも騒然。ウェット、ドライ、2つのタイヤを前に悩みましたが、雨足が強くなったのをみて、ウェットタイヤでコースインしたゴッツ。しかし、予選開始直後から雨は上がり、急遽ピットインしてドライタイヤへ交換。とはいえ、残り時間はわずか。結局不完全燃焼のまま、2分29秒201、27番手という成績で予選を終えました。
予選日の夜には恒例のウェルカムパーティ。昨年ゲーム大会で優勝し、たくさんの賞品を持ち帰ったゴッツでしたが、今年の種目「指の上で傘立て」ではみごとに撃沈。予選に続いてなんともとほほな結果となりました。

決勝

今にも泣き出しそうな空のもと迎えた決勝日。ホテルの朝食バイキングでモントーヤに遭遇し、これはなにかいいことあるかも、と気を取り直してサーキット入り。決勝前には恒例のF1パレード。グリッドに整列したインテの間を、F1ドライバーたちが次々と通過し、シューマッハや佐藤琢磨選手とがっちりタッチを交わしてパワーをもらったゴッツ。そのパワーとチャボコーチによるパッシングポイント講座を胸にしまってマシンへと乗り込みました。
15万5000人の大観衆が見守るなか、いよいよ決勝スタート。最初の1・2コーナー、S字の混戦では周りの気迫に押され、ポジションダウン。しかし、その後はいつも以上の集中力を発揮し、1コーナーでは同じ関東シリーズの宿敵(!?)ピストン選手をパス。その後も得意なデグナーコーナーと130Rでがんばり、前を行く集団を追走。3台まとめてごぼう抜きか!と大チャンスのシケイン立ち上がりで、やっちゃいました、シフトミス!再びポジションダウン。そして迎えた最終ラップ。背後に迫った東北シリーズの成澤選手、ピストン選手にシケインでインを取られ、3台並んでストレートへ。成澤選手には抜かれちゃったけど、ピストン選手はなんと1000分の4秒差で抑え、結局予選より1ポジションアップの26位でチェッカーとなりました。
相変わらずとほほな成績でしたが、大観衆の前でライバルたちと抜きつ抜かれつの大バトルを演じ、かなり楽しんだ様子のゴッツ。インターで活躍する選手たちのハイレベルな走りを目の当たりにできたことも、大きな収穫でした。
レース終了後にはF1観戦を堪能し、その後は渋滞が引く深夜までまぐろさん夫妻も招いてパドックでバーベキュー。バーベキュー部長であるチャボは、出発時間が近づいても杯を置こうとせず、結局ゴッツは再びコクピットに収まり、東京への6時間耐久レースをひとりでこなすことになったのでした。

西パドまで足を運んでくれたみなさん、ありがとうございました!

鈴鹿サーキットの最果てであり、今回チャレンジカップの本拠地となった西パドック。ゴッツの応援に遠い道のりを駆けつけてくれた、レイズの稲本さん、鈴木さん、和沙さん、トヨタMS部の佐藤さん、S耐に参戦中のクラゴンさん、アルテッツァに参戦中の朝日さん、K耐でチームを組んだ金子さん、渡部さん、本当にありがとうございました!

PHOTO:桜井淳雄 / TEXT:サヤマネ