インテグラインターシリーズ2007Rd.2

グラムライツSEV・ED・DC5:インテグラインテグラシリーズRd.2

ホームコースのもてぎでゴッツ大暴れ!?

ツインリンクもてぎ 5/19-20

第2戦の開催地はゴッツの地元(?)

インテグラインターシリーズ第2戦の舞台は、ツインリンクもてぎ。関東シリーズチャンピオンのゴッツにとって、もてぎといえばホームコース。公式ガイドブックにも、「関東シリーズチャンピオン、地元で大暴れ!」なんて書かれていましたが…。実はゴッツ、もてぎでの優勝経験はナシ。本人も「もてぎは難しいよね~、オレの地元は富士だからさ~」なんて言ってる始末。周りの注目度ばかりが先行して、プレッシャーのかかる1戦となってしまいました。
開幕戦の鈴鹿では、予選3番手ながら、決勝では自らのミスによりポジションダウン。今回はその雪辱を果たし、インターシリーズで初表彰台をゲット!そんな目標を果たすべく、走り慣れているもてぎとはいえ、テストではライン取りからセッティングまですべてを見直しました。

タイヤの選択が勝負の分かれ目

土曜日は、今にも雨が落ちてきそうな、厚い雲に覆われた天気。クルマをコースへと移動し始めた途端、狙ったかのように雨が降り始めました。ピットレーンでは、あわただしくウェットタイヤに換えるチームもちらほら。しかしゴッツは、まずはドライでコースインして様子を見ることに。
1周走行した後、ピットインし、前後のタイヤを交換。結局、ドライタイヤで行くことに決断しました。すると、次第に雨が上がっていき、セミウェットだった路面はどんどんドライに。
ウェットからドライへと再度タイヤチェンジするチームもいる中、ゴッツはアタックを続け、8周目にベストタイム(2’12.603)をたたき出して3番手に。しかし、その後も路面は乾き続け、結局、予選終了ギリギリでアタックしたドライバーが上位へと食い込んできました。最終的なゴッツの順位は5番手。「あともう1周アタックすればよかった…」とちょっぴり悔しい結果となりました。

攻めのレースで表彰台圏内!?

予選とは打って変わって、快晴に恵まれた決勝。「もてぎはスタートが勝負!」と、グリッド上で前後タイヤをチェンジ。万全の体制で決勝へと挑みました。
応援に駆けつけてくれた大勢の仲間が見守る中、いよいよ決勝スタート。作戦どおり、スタート直後から勝負をかけたゴッツは、2コーナーで1台、3コーナーでもう1台をパスして3位に浮上。これまでにないゴッツのアグレッシブな走りに、応援団も大盛り上がり。このまま行けば表彰台どころか優勝も夢じゃない!…なんてだれもが思った直後、それまでの勢いがピタリと止み、今度は後続の車両にパスされてしまいました。本人いわく、2速と3速に入りづらくなってしまい、シフトミスを連発してしまったとのこと。再び5番手まで順位を落としてしまったのでした。
しかし、レースはまだまだ始まったばかり。表彰台にだって充分手が届く…と思った矢先、今度はもっと信じられない事態が。コントロールタワーからゴッツのゼッケン、No.57に向けて、ドライビングスルーペナルティが出されたのです!初めて遭遇する事態に、意味が分からないながらもペナルティを消化し、レースへと復帰したゴッツ。順位は当然最後尾。懸命にアタックしましたが、1台をパスするのが精一杯。結局11位でフィニッシュとなりました。
ペナルティの理由は、フライングスタート。グリッドに着いた後、少しだけクルマが動いてしまったんだそう。レース終了後、人生初のフライングスタートに意気消沈するゴッツ。いつにない攻めのレースで、途中3番手まで浮上しただけに、余計に悔しさがこみ上げてきます。
2戦連続11位。これがインターの壁?次戦、インテ初開催となる岡山で、関東チャンピオンは再び輝くことができるのでしょうか!?

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

インテグラインターシリーズ2007Rd.1

グラムライツSEV・ED・DC5:インテグラインテグラシリーズRd.1

今シーズンはインターで大暴れ! 初挑戦の開幕戦は予想外の結果!?

鈴鹿サーキット 4/14-15

上位陣から3秒落ち…予選はどうなる!?

昨シーズン、インテグラ関東シリーズでまさかの(?)シリーズチャンピオン獲得を果たしたゴッツ。今シーズンはというと…インターシリーズへとステップアップすることになりました!
年間を通して、フォーミュラ・ニッポンのサポートレースとして開催されるインターシリーズ。開幕戦は鈴鹿サーキットです。鈴鹿はF1チャレンジカップでしか走ったことのないゴッツ、開幕前にテストした結果は、上位陣から3秒落ち…。とはいえ、今年も心強い味方、エムワンスポーツの持永さんと初見さんがいっしょ。木曜日に鈴鹿入りし、テストを重ねてセッティングを繰り返すうちに、みるみるタイムアップしました。金曜日の走行では上位陣にもひけをとらないタイム。これはひょっとしてひょっとするかも!?

予想外の結果!?予選はまさかの3番手

迎えた土曜日。初めてのインターシリーズ予選。もしかしてぶっちぎりの最下位だったらどうしよう…なんていう不安もぬぐい切れず、興奮と不安が入り交じった気持ちで、朝を迎えました。
路面はややウェット。予選前半はピットロードにとどまり、状況を見守りました。15分が経過した頃、持永さんからGOサインが。まずはフロントタイヤをリアに履いてタイヤを暖め、ピットインして前後のタイヤを交換し、いよいよアタック。3ラップ目でアタックし、自己ベストタイムを更新して15台中5番手に食い込みました。上々の結果に胸をなで下ろすチームスタッフ。しかし、区間タイムを表示するモニターは、ゴッツがもう1周アタックしていることを告げています。表示されていくセクターごとのタイムが赤いのは、ベストタイムを更新している証。そしてホームストレートに戻ってきたところ…な、なんと3番手にポジションアップ。予想外の結果に、スタッフはもちろん、ゴッツ自身もビックリ。「もう少しでポールポジションだったのにー!」と悔しがりましたが、それはもちろんジェスチャーで、思わず顔がほころぶゴッツでした。

インターの洗礼を乗り越え、表彰台なるか!?

決勝は予想外の(?)2列目スタート。こうなったら優勝も夢じゃない!?「前半で行くしかない!」と心を決めたゴッツは、フォーメーションラップで予選と同じく前後のタイヤを入れ替えて暖め、グリッドにてタイヤ交換。万全の体制で決勝へと臨みました。
いよいよインター初挑戦、運命のスタート!…が、ここでいきなりスタートミス!みるみるうちに後続に飲み込まれ、5番手までポジションダウン。しかし、そこからはトップ車両から6番手までが連なる、熾烈な上位争いとなりました。 レース中盤、前に仕掛けようとすれば後ろから隙をつかれそうになる緊迫した状況の中、冷静にドライブしてチャンスをうかがうゴッツ。…かと思いきや、デグナーコーナー2つ目で痛恨のシフトミス!オーバーランしてしまい、11番手まで順位を落としてしまいました。その後、順位を取り返すことができず、結局11番手でチェッカーとなりました。
「やっぱり緊張してたのかなぁ…」決勝後、スタートミス、デグナーでのシフトミス、さらには、ポジションを落とした後、他車両と接触してしまったミスを振り返り、自分の不甲斐なさに意気消沈するゴッツ。とはいえ、予選で手応えをつかみ、決勝でインターシリーズの洗礼を受けた結果、意気込みを新たにした様子。「もてぎはゼッタイ表彰台!」と、今回のリベンジを熱く誓いました。次戦は5月19-20日もてぎ。応援よろしくお願いします!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

F1日本GPインテグラチャレンジカップ2006

MARTグラムライツEDDC5:F1日本GPインテグラチャレンジカップ2006

今シーズン最後の舞台はF1!全国の強豪相手に奮闘

鈴鹿サーキット 10/07-08

今シーズンもやってきました、「F1日本GPインテグラチャレンジカップ」。インテグラ全国5シリーズから、各シリーズの上位選手(インターは上位10台、その他地方シリーズは上位8台)のみが参戦できる、いわばチャンピオン戦です。ゴッツがチャレンジカップに参戦するのは、今回で5回目。参戦当初はインターや鈴鹿をホームコースとする西日本勢に歯が立たなかったのですが、昨年からは、まともにレースができるようになってきました。昨年の結果は45台中17位。今回は、関東チャンピオンのエースナンバー(50)を付けているからには、インテ界の強豪たちと互角に戦い、少しでも上位に行きたい。目標はトップ10フィニッシュです。

金曜日に鈴鹿入りし、フリー走行。1年ぶりの鈴鹿ということで、感覚を取り戻すのに時間がかかりましたが、ラストラップでようやくベストタイムを更新。15番手とまずまずの結果でした。

迎えた土曜日。じっくりとタイヤを温め、4周目でアタック。しかし、デグナーカーブで痛恨のスピン。気を取り直して5周目に再度アタック。結果は2’25.333で、フリー走行よりも1秒アップし、ベストタイム更新。しかし、ライバルたちが予想以上に速く、順位はなんと28番手。全国の強豪たちの手強さを痛感する結果に…。関東勢のみなさん、不甲斐ないチャンピオンでスイマセン…。

快晴の日曜日。鈴鹿でのF1開催は今年で休止ということもあり、過去最多となる16万人以上もの観客が詰めかけていました。そしていよいよ決勝グリッドへ。スタンドから大勢の観客が見守る中、スタートを待ちます。この緊張と興奮はやっぱりF1ならでは!フルグリッド45台が準備完了し、ブラックアウトとともにいよいよ決勝がスタートしました。

チャレンジカップは毎年、コースアウトやクラッシュが続出するサバイバルレース。今年もやはり、スタート直後の1コーナーで上位車両がクラッシュ。とはいえゴッツは、好スタートで1コーナーまでに数台をパス。1周目で20番手までポジションを上げました。その後も前を行く車両をプッシュし、抜いたり抜かれたりの攻防戦。上位のリタイアなどもあり、結局18番手までポジションアップしてチェッカーとなりました。

このレースをもって、後藤比東至のインテグラ2006シーズンは終了となりました。今年は悲願だったシリーズチャンピオンを獲得することができ、最高のシーズンとなりました。この結果が、ゴッツのレース人生にとって、大きなターニングポイントとなることは間違いありません。応援してくださったみなさんに、心から感謝します。まだ来シーズンの予定は決まっていませんが、後藤比東至はこれからもアクセル全開で走り続けますので、今後とも応援よろしくお願いいたします。

PHOTO:桜井淳雄 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2006Rd.4

MARTグラムライツEDDC5:インテグラ関東シリーズRd.4

魂のロケットスタートでシリーズチャンピオン決定!

ツインリンクもてぎ 9/9-10

予選

いよいよシリーズチャンピオンに王手をかけたゴッツ。関東シリーズは残り2戦となり、今回の第4戦目でシリーズランキング2位の選手に21点以上の差をつけることができれば、最終戦を待たずしてシリーズ優勝が決定となります。とはいえ、せっかくチャンピオンを決めるなら、有終の美で飾りたい!狙うは優勝しかありません。

木曜日からテストを重ね、徐々にタイムアップしましたが、ライバルたちが予想以上に速く、ベストタイムは3~4番手。そしえて迎えた土曜日は、曇り空ながら蒸し暑い天気。12時過ぎにコースインし、1~3周目でじっくりタイヤを温め、4周目にアタック。ほぼベストなアタックでしたが、金曜日までのテストどおり、ライバルたちが速い。自己ベストタイムながら、悲願のポールポジションには届かず、4番手で予選終了となりました。

日曜日は、真夏のような日射しと異常な湿気からくる蒸し暑い1日。そんな中、午後1時過ぎにコースイン。もてぎはスタートが勝負。1コーナーまでになんとか1台はパスしたい!

ブラックアウトとともに決勝スタート。今シーズン一番、執念のロケットスタートが決まり、作戦どおり、1コーナーで3位に浮上しました。1周目は混戦でしたが、なんとか抑えきり、今度は2位車両を追いかけます。途中、何度もテール・トゥ・ノーズの際どい争いとなりましたが、なかなかパスできず。結局そのまま周回を重ね、3位のまま、チェッカーとなりました。

表彰台の時点ではよく分かっていなかったのですが、テントに戻ると、応援に来てくれたみんなから「シリーズチャンピオンおめでとう」の言葉が。計72ptとなり、シリーズ優勝が決定しました!インテグラ開幕初年度から関東シリーズに参戦し続けて5年目。それ以前のヴィッツレースも含めると、レース参戦7年目にして、ようやく成し遂げたシリーズ優勝。結果が出なくても、あきらめずに応援し続けてくれた周りの方々のおかげです。本当にありがとうございました!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2006Rd.3

MARTグラムライツEDDC5:インテグラ関東シリーズRd.3

開幕3連勝でチャンピオン王手!?今シーズン初のもてぎ戦

ツインリンクもてぎ 7/30

予選

「開幕2連勝、シリーズランキングトップ!」という、信じられない成績でインテグラ関東シリーズを快走中のゴッツ。第3戦の舞台は、今シーズン初となるもてぎ。富士での2連勝は実力だったのか、それとも異常に富士が得意なだけだったのか…プレッシャーのかかる1戦です。

今回は予選、決勝を日曜日に行うワンデイ。開幕3連勝を狙うべく、金曜日からもてぎ入りし、テストを繰り返しました。順調にタイムアップしたものの、ダンロップタイヤでのもてぎは初めて。自分のタイムがいいのか悪いのかよく分からず、結果はフタを開けてみなければ分からない…楽しみと不安が入り交じる中、日曜日を迎えました。

日曜日は朝から快晴。気温がぐんぐん上昇し、真夏の暑さに。今回の目標のひとつは、まだ獲得したことがないポールポジション。路面温度が高いため、アタックできるチャンスはわずかです。緊張の中、午前8時過ぎにコースイン。1、2周目でタイヤを温め、3周目でアタック。しかし、3コーナーで痛恨のハーフスピン!続く4周目でなんとかベストタイムを出し、3位へと滑り込みました。

「オレにはまだポールは早かった…」と、とても悔しげなゴッツ。ポールポジションの目標は、また次戦に持ち越しとなりました。

決勝

予選を終えた3時間後に早くも決勝グリッドへ。金曜日から応援に来てくれている大堀アニキ、当日の朝に来てくれたチャボ、SEVたかしぃ、えりぼぉ、イタコのゆりちゃん、同日開催のマーチレースに参戦していたオートスポーツ有冨編集長ら、今回もたくさんの人が、グリッドに来てくれました。みんなの期待を一身に背負ったゴッツ。狙うは優勝しかありません。

今シーズン初めてとなる2列目からのスタート。ブラックアウトとともに、ロケットスタートで、まずは2番手にジャンプアップ!…という作戦は失敗に終わり、それどころかやや出遅れてしまって、なんとか3番手をキープ。その後は、前を行く車両をパスできそうでできず、もみあっているうちに4番手に後退。

中盤、なんとか3番手にポジションアップし、再び2番手車両、そしてトップを追います。しかし、なかなか差を詰めることができず、トップ車両は逃げ切りモードに。2番手車両とは少しずつ差が詰まり、いよいよ最終ラップ。最終コーナーに勝負をかけましたが、並びかけたところでチェッカー。スタートグリッドと同じ、3番手でフィニッシュとなりました。

表彰台には滑り込んだものの、不完全燃焼な表情のゴッツ。決勝を観ていたチャボにも「最後の最終コーナーの気合いを最初から見せろよ」なんて、久々に説教される始末。「去年までは3位でも大喜びだったのに…勝つほど不幸になっていく気がする…」なんて哲学的な感想でレースを締めくくったゴッツでした。

とはいえ、3位のポイントを計上し、シリーズトップは死守したまま。次戦は再びもてぎ。優勝すれば、シリーズチャンピオン確定の可能性も充分アリ!というわけで、次戦が今シーズンのクライマックスとなりそうです。引き続き、応援よろしくお願いします!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2006Rd.1

ゴッツ初優勝:インテグラ関東シリーズRd.1

悲願の初優勝!参戦5年目の意地、僅差で決勝を制す

富士スピードウェイ 4/1

予選

いよいよ2006年シーズンが開幕。ゴッツのインテグラ関東シリーズ参戦も5年目に突入し、関東シリーズの中では最古参メンバーのひとりに。そんななか、今年こそ本気で優勝、そしてシリーズチャンピオンを狙うべく、チーム体制を変更。数々のレースで活躍する「エムワンモータースポーツ」とタッグを組むことになりました。

シーズンオフの間に車両を作り直し、テストを重ね、これまでにないほど万全の体制で挑んだ開幕戦。木曜日に富士入りすると、タイムは絶好調。これまでの自己ベストタイムを軽々と更新して、金曜日にはほぼトップタイムを叩き出しました。「これはもしかすると、もしかしちゃうかも…」周囲の期待とは裏腹、ゴッツの表情は、興奮と緊張でどんどんひきつっていくのでした……。

今回は、予選、決勝を一日で行うワンデイ。チャボ、大堀アニキ、つっちぃ、SEV佐藤さん、たまマネら、たくさんの応援団が見守る中、いよいよ予選開始。スタートしてから3周目、4周目でアタックしたゴッツでしたが、まだタイヤが温まりきっておらず、タイムは3~4番手。その後、ポジションを探しつつタイヤを冷まして、7周目に3回目のアタック。ここでベストタイム(1’56″456※コースレコード!)を叩き出し、一気にトップへと躍り出ました。が、残り3分のところで、昨年のぶっちぎりチャンピオン、前嶋選手チームの花岡選手に、わずか0.04秒差で抜かれてしまい、結果2番手。「ボクにはまだポールは早い」と負け惜しみを言いつつ、優勝は充分射程圏内、過去最高グリッドで予選を終えたのでした。

決勝

予選後、これまでにない展開にそわそわしっぱなしのゴッツ。チャボや応援に駆けつけてくれた菊地選手を始め、みんながなんとか落ち着かせてくれたおかげで、逃げ出すことなく、ぶじグリッドに着くことができました。いつもと違う見晴らしのよさに、ゴッツの口からは思わず「気持ちいい~」とため息が。こうなったらもう、優勝しかない!!

フォーメーションラップを終え、いよいよ運命のブラックアウト。応援団が祈るような気持ちで見守るなか(こんなに緊張させるドライバーはいない・チャボ談)、1コーナーでは、トップ車両をピッタリとマーク。コーナーごとにプッシュして、前へ出る隙をうかがいながら迎えた2周目。「抜くならここしかない」と狙っていた得意の100Rで、人生最大の大勝負!一瞬の隙をつき、インへと飛び込んだゴッツは、ついにトップへと躍り出ました。とはいえ、まだまだ前半戦。その後も上位3台がテール・トゥ・ノーズの大接戦となり、一瞬たりとも目が離せない、緊迫した状況。1コーナーで、100Rで、最終コーナーで、幾度となくピンチが襲いかかりましたが、今日のゴッツはひと味違う。魂の走り(本人談)でトップを辛くも死守し、そのままフィニッシュゲートを駆け抜けました。

ヴィッツ参戦時代から数えて、レース参戦7年目にして、悲願の初優勝。こんな結果を残せたのも、メカニックの持永さん、はつみさん、スポンサーの方々、そして応援してくれた周りのみんなのおかげです。「1回優勝したくらいで調子にのるんじゃねぇ」と毒づいたチャボの目がうっすら潤んでいたのは気のせいじゃないはず。応援してくださったみなさん、本当にありがとうございました。こうなったらもう、シリーズチャンピオン目指すしかない!ゴッツの計算では「これまでの統計上、開幕戦で優勝した人がシリーズチャンピオンを獲得する確率は…70パーセント!」だそうなので、今後も応援よろしくお願いします!

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

JOY 耐 2005

AS&SEV&M.A.R.T.チームみんなで記念撮影!おそろいのチームポロシャツがステキでしょ?今回は大所帯で、いつも以上に楽しい!!

チームワークと作戦はバッチリ!
今年もみんなで7時間勝負だ!

ツインリンクもてぎ 6/11-12

予選

年に一度のアマチュアレーサーのお祭り「Joy耐」が今年もやってきた!M.A.R.T.としては3回目の挑戦となる今回は、貼るだけで速くなる!とサーキットで評判の「SEV」チームとタッグを組んでの参戦となりました。マシンはSEV愛蔵の「プジョー106」。もちろんフルSEV仕様のスペシャルプジョーです。

ドライバーは、ゴッツ、チャボに加えて、一昨年から引き続き参戦のオートスポーツ編集長有冨さん(通称せーちゃん)の3人。本番前、数回にわたるテストを行い、燃費やラップタイムなど、せっせとデータどりをしました。その送り先は、もちろん山田さん!超高性能Joy耐シミュレーションソフト「それいけ!山田くん」を開発した我がチームの頭脳は、今年も健在です。また、まぐろさん、とぅる、とべちゃん、みよしさん、たまさんら、たくさんの超強力助っ人がお手伝いにきてくれました。メンバーと体制、作戦はこれでバッチリ。あとはドライバーのウデと運次第!?

そして迎えた予選。アタックは2004アルテッツァチャンピオンのエースチャボ!……のハズだったんだけど、霧でスタートが遅れた上、路面はセミウェット状態。その後、お天気が回復したため、第2ドライバーのせーちゃんがアタックすることに。結果はなんと、ぶっちぎりのクラス1位(C-1クラス)、総合59位でよゆうの予選通過。しかもコースレコード更新のおまけ付き!みんながせーちゃんの健闘を称えるなか「くそー、オレが走れていれば…」と、負けず嫌い王、チャボが悔しそうにつぶやいていました……。

決勝

そして迎えた日曜日。ドライバー兼チーム監督のゴッツは、山田さんとともにコンピュータを睨みながら、徹夜で最後の作戦立て。その内容はというと「ピットインは3回。ガソリンは1周0.8リットル。目標ラップタイムをクリアしつつ、ガソリンを貯金して、最終ドライバー、エースチャボがラストスパート!」というもの。「優勝は難しいかもしれないけど、上位入賞は充分ねらえるハズ!」今年もゴッツは気合い満々です。

コース上でのドラミを終えて、いよいよグリッドへ。第1ドライバーは、前日コースレコードを叩き出したせーちゃん。フォーメーションラップを終えて、ローリングスタートから7時間の戦いは始まりました。われらがプジョーは、せーちゃんの正確な走りで順調にラップ。4回または5回ピットを選択するチームが多いため、最初のピットインは最後の方までひっぱり、一時は3番手にまで浮上。そのまま第2ドライバーチャボへとバトンタッチ。せーちゃんにコースレコードをとられて、いじけ気味のチャボでしたが、ラップタイムの速さ&正確さはやっぱりサスガ。順位も少しずつ浮上して、7番手前後まで取り返しました。3番手はゴッツ監督。こちらもまた確実に自分の仕事をこなして、順位をキープ。バトンはいよいよ、最終ドライバーチャボへと渡りました。

「コワイくらいシミュレーションどおりですよ!3人ともスゴイ!!」と、山田さんは早くも興奮気味。ドライバー3人が正確に仕事をして、燃費もラップタイムもバッチリ。ペースカーが入ることも、雨が降ることもなかったため、山田さんのシミュレーションどおりにレースは再現されていきました。あとはチャボがぶじに帰ってきてくれることと、ライバルたちの結果がどうなるかだけ。そして午後5時30分、運命のチェッカーとなりました。

結果は149周を走って、総合18位でチェッカー。上位陣はほとんどがシビック、しかも上位3台はN2マシンというなか、N1のプジョー106でこの結果は大大大健闘です。さらに、外車の中でのイチバン「ベスト外車賞」と、最小ピット回数でのイチバン「最小ピット回数賞(コレってイチバン燃費が良かったってことでしょ?スゴイ!)」をゲット!賞金は全部あわせて10万円也!立派な楯もいただいちゃいました。

しかーし、もっとスゴかったのは、チェッカー直後、コース上でマシンがガス欠で停まってしまったこと!「それいけ!山田くん」の正確無比なシミュレーションぶりに、感動を通り越して、一同唖然。「これ売った方が、優勝賞金狙うよりも儲かるんじゃ……」と、ゴッツがぽつり。山田さん、勝手に売り飛ばされないように気をつけて~!

PHOTO:小林克好 / TEXT:サヤマネ

インテグラ関東シリーズ2005Rd.1

悲願のシャンパンファイトをついに達成!誰よりも勢いよく飛ばしてます。

数々のドラマを乗り越えて開幕早々初めての表彰台!

ツインリンクもてぎ 4/2-3

予選

インテグラ2005年シーズンがいよいよ開幕!開幕初年度から参戦しているゴッツは参戦4年目となり、インテ関東シリーズのドライバーの中ではすっかりベテランに。そんなベテランのメンツをかけて、今年こそ4年越しの目標「表彰台ゲット!」を果たしたい!

「今年のオレはちょっとちがうよ」意気揚々と開幕戦の舞台であるもてぎに乗り込んだゴッツでしたが……。な、なんと、金曜日のテスト(しかも走行開始2周目)で、まさかまさかの大クラッシュ!マシンは、リアセクションがべっこりとつぶれて、助手席のフロアまでひずんでしまう始末。さらに左右のホイールベースが10mmもちがう!朝までのアゲアゲムードが一転、参戦さえ危ぶまれる事態に。「ボディはもうおしまいだな~」ジュンさんのつぶやきに「お願いなんとかして!」と涙ぐむゴッツでしたが……。

というわけで、やってきたのは茂木町にある板金やさん「関沢自工」。「ひどいな、こりゃ」そうつぶやきつつ、へこんだリアセクションにチェーンを取り付けた関沢自工の匠。合図に合わせてやなぎーがアクセルを踏み込むと……ベコッ!へこみが一気に直った!その後も叩いたり、引っ張ったり、溶接したりと、匠の技が冴え渡り、作業開始4時間後には、すっかり元通りの姿に。「このご恩は一生忘れません!」奇跡のような技を見せてくれた匠に、ひたすら頭を下げつつ、生き返ったインテとともにもてぎへと帰還したゴッツでした。

そんなこんなで迎えた予選。見た目はなんとか元通りになったとはいえ、まっすぐ走るかどうかは神のみぞ知る……。アウトラップ後、祈るような気持ちでピットクルーが見守っていると……なんと、自己ベストタイムを大幅更新!「クルマはどうでもいいんかい!」ジュンさんの嘆き声が響くなか、22台中6位で予選を終えたのでした。

決勝

そして迎えた決勝日は、昨日までの肌寒さとは一転して気温が上がり、心配された雨もなんとか持ちこたえそう。グリッドには、同時開催だったヴィッツ軍団のとぅる、こばまさゆり夫妻、こばけんらが応援にきてくれて、ゴッツのテンションは最高潮に!「ゼッタイ表彰台!」そう応援団に誓って、フォーメーションラップへとスタートしていきました。

午後1時いよいよ決勝スタート。ブラックアウトとともに、絶妙なスタートをみせたゴッツは、1コーナーで5番手に浮上。上位グループをぴったりとマークして3コーナーへと飛び込んだそのとき、なんと上位2台がクラッシュ&コースアウト!その混乱をなんとか切り抜け、3番手へとポジションアップ。「表彰台だ!!」ピットはすっかり大盛り上がり!……が、このままでは終わらないのがゴッツがゴッツたる所以。ピットクルーが手に汗握って見守る後半戦、最終コーナー立ち上がりで痛恨のシフトミス!そこをすかさずパスされて4番手へとポジションダウン。しかーし、その日のゴッツはいつもと違いました。迎えた5コーナーできっちりと抜き返して再び3番手へと浮上。その後は危なげない走りで、後続車両とのマージンを徐々に広げたゴッツ。そのまま3位でフィニッシュラインを駆け抜け、4年後しの目標、悲願の表彰台をみごとゲット!!

金曜日までの泣き顔はどこへやら、インテ初のシャンパンファイトを堪能して、すっかりご機嫌のゴッツ。テントに戻って師匠チャボにさっそく電話報告。「3位くらいで喜んでんじゃねーよ」……チャボの言葉に、次は絶対てっぺんに上がってやると心に決めたのでした。

PHOTO:石原康 / TEXT:サヤマネ

アルテッツァシリーズ2004第5戦

スタート前には土砂降りに。GTのピットでは「ええっ、この天候でレースやるの? 中止じゃないの?」なんてGTドライバーが言っていたとか……・

2連勝で気分上々っ!
ついでにプレッシャーも上昇!?

ツインリンクもてぎ 9/4-5

予選

第3戦、第4戦と2連勝を決めたチャボ。第5戦は、ポール、ファステストラップ、優勝とパーフェクトで今季初優勝を決めたもてぎだ。金曜日の練習は前回のもてぎ戦と同じセットアップで走行。本人いわく「全く問題なし」と余裕のコメント。だが、なんとなく流れるチームからの無言のプレッシャーはあいかわらず続く。いやむしろ、余計に重圧が大きくなっているような…。何しろここのところミッション交換の作業風景がお決まりのメニューになってきた。念の入れようがハンパじゃない。

一夜明けて土曜日の予選。どんよりと厚い雲がもてぎの空を覆っていた。いつもなら予選時間ギリギリまでテントから出ないチャボ号は他の車両よりもいち早くテントを後にした。雨が降る前に、ドライのうちにタイムを叩き出すコト。これが今回のチャボに与えられた課題。

いよいよ予選スタート。ピットアウトして3周目にアタック開始。13秒台を叩き出してピットへ。「いま、何秒?2位との差はいくつ?」せわしく聞くチャボをよそにメカニックは決勝用のタイヤ交換。「えっ?もうアタックしないの?」とまだ物足りなげな声を出すチャボを制しつつ「皮むきしたら戻ってこいよっ」。結果は一人13秒台でポールポジションゲット!

決勝

アルテッツアレースは常にハプニングが起こる運命にあるらしい。以前もスタート直前になって土砂降りになったことがあった。今回もまさにそれ。テントから出たときは小雨だったがグリッドについたときには土砂降りに。さらにチャボ号はグリッドでタイヤ交換を行うというメニューが残っていた。ピットアウトして1周。グリッドについたら先に温まったリヤタイヤをフロントに履かせる寸法。FR車ならではの手だ。超早業で作業を終え決勝へと挑む。

オハコのスタートはいつものようにバッチリと決めたが、2コーナーから先は路面に流れる川との戦い。1周1周ラインを探りつつスピンしないように車両コントロールに苦しむチャボ。おまけにどアンダーに襲われていたらしい。何とかコースに留ろうと悪戦苦闘していると、後ろから猛スピードで追い上げてくる牧田号が出現。明らかに牧田号のセットが決まっていることが分かるとチャボはあっさりと道を譲った。「すんませ~ん」と手を合わせながらピットレーンのメカに謝罪しつつ通過するチャボ。ところが1周もしないうちにチャボの目の前で牧田号はスピンアウトし戦線から離脱(後に「念力が効いた」とチャボ)。「おまえ、運いいな」と3つ目の優勝カップを手にしてテントに戻ってきたチャボにメカから祝福の言葉が飛び交う。「オレ、死ぬのかなぁ…。ツキ過ぎだよねー」。運がいい自分に慣れていないチャボなのでした。

PHOTO:M.A.R.T. / TEXT:サヤマネ

アルテッツァシリーズ2004第4戦

「勝利のシャンパンはまいう~」と運も呼び込んだ表彰台の上で至福のひととき。この瞬間が味わいたいからまたすぐにレースしたくなっちゃうんだよねっ。

ナリフリ構わずガマンの走りで怒涛の2連勝達成!

鈴鹿サーキット 8/21-22

予選

悪夢のTIから早一ヶ月。第2戦の舞台はスポーツランド菅生。今回の気合は予選から全開モード。なんつったって先頭に並んで一番最初にコースインしたんだよ。
でもね、こういう時に限って珍しい事が起きるんだ。ベテラン中のベテラン、福嶌選手が早々にクラッシュ&リタイア。で、赤旗中断。惜しくも先頭でアタックする夢は消えたが、気持ちを切り替えコースイン。
こういう状況では何が起きるか分からないから、路面に合わせてタイヤの内圧を高めに設定。とにかく前半勝負! が、結局俺に一発の速さが足りなく2番手で終了。めっちゃ悔しい~っ。

「やばい」これは練習走行を終えたチャボのつぶやき。鈴鹿のセットはS字で決まる。そんなセオリーが頭を何度もよぎるが肝心のS字で足が決まらない。前回もてぎで今季初優勝してからイベントレースも含め目下3連勝中のチャボ助。今回もこの勢いにノッテ完全勝利を納めたいところなのに。1本目の走行はもてぎのセットのまま走り鈴鹿のセットを探る。2本目の走行でセットを決める予定だったが、1周走り終えるや否やミッションご臨終…で早々に終了。おずおずとRS千野のテントに戻ると交換作業が始まっていた。まもなく新品のミッションが運ばれてくる。中古を使わずに迷わず新品を購入して投入する千野アニキ。明日の予選への不安材料を少しでもなくそうとする姿勢に「じ~ん」とくる感動と「ドーン」と重くのしかかる重圧を感じるチャボだった。

土曜日。1ラップの練習で想定したセットアップで挑んだ予選。だが……今週末2度目の「やばい」に直面する。28秒台は出すものの6番手留まりでタイムが上がらない。そんな矢先事故により赤旗中断。チームスタッフの顔色を伺うまでもなく胸の内は想像できた。「何やってんだよっ!」。気合を入れ直し再度コースイン。予選時間残り6分のところで、かろうじて27秒台を出し3番手につけた。だが、明日のタイヤを心配しているピットクルーをよそに、赤い布を目の前で振られた闘牛のように走り続けた。結局、30分フルにタイムアタックを行い、すっかり汗ダクダク&タイヤぼろぼろに……。

決勝

3番手グリッドなら十分に優勝が狙えるポジション。トップに食らいついていけばどこかでチャンスがくるだろうとメカニック陣は予測していた。しかし、チャボの頭の中はスタートダッシュ作戦のみ。この甘い?考えが見事に的中し、今季ベストとも言えるロケットスタートで2コーナーまでにトップに踊り出た。そこからはナリフリかまわずS字ブロック走り。何しろチャボ号は鈴鹿で最も重要なS字のセットアップを捨てた。その結果S字はあきらかに2番手の前嶋選手のほうが速く、毎周回後ろに、横にはりつかれるというありさま。S字は完全ブロック、S字から先で次のS字に備えてマージンを稼ぐの繰り返し。チャボの我慢走りはS字だけではなかった。実はフォーメーションラップから気になっていたのが、いつもにも増して高い水温だった。中盤戦を差し掛かるころには、水温は益々上昇し100度超。水温上昇を睨みつつ、ときに回転を押さえて走ることも強いられていた。危険な状態ながらエンジンの吹け具合はビンビン。よく回るし、速い。ぶっ壊れる寸前の火事場のクソ力ってところか?「こうなりゃ、あとは神頼みだっ」。

ノッているときは運もついてくるらしく無事に今シーズン2度目の優勝をゲット。シャンパンファイトで浮かれるチャボを、斜めに睨みつつ「やっと人並みに脳ミソが成長したな」と誰かがつぶやいていたことは、チャボは知る由もない。

PHOTO:M.A.R.T. / TEXT:サヤマネ